ANAやJALを含む羽田空港発着の航空7社は、8月3日、手荷物預かりの締め切り時刻を9月1日より変更(前倒し・厳格化して運用)すると発表しました。

「『出発時刻』とは飛行機が動き出すタイミング」である点を改めて強調し、搭乗締め切りを守るよう呼びかけています。

夏休みや秋の行楽シーズンなど、これからの時期に飛行機を利用する予定がある方は「時刻」に要注意です。

9月1日以降、搭乗締切時刻を過ぎた場合は「原則として搭乗できない」というルールが、より強化される形です。

本記事では、この新たな取り組みの背景や、空港を利用する際に気をつけるべきポイントをわかりやすく解説します。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. この記事でわかる3つのポイント

  •  9月1日から国内線すべての便で搭乗締め切りルールの明確化
  •  荷物預けの締め切りが出発30分前になり遅刻時の搭乗拒否が厳格化
  •  1人の遅れによるダイヤ乱れや経済ロスを防ぐ業界全体の適正化

2. 【9月から航空ルール厳格化】飛行機への乗り遅れに注意!定期航空協会が「搭乗締切時刻」の厳守を呼びかけ

1/3

Frame Stock Footage/shutterstock.com

Frame Stock Footage/shutterstock.com

定期航空協会および加盟各社は、すべてのお客様に安全・快適に航空機を利用してもらうため、9月1日より順次、以下の取り組みを開始します。

2.1 「遅れたら乗れない」という案内の明確化

各航空会社のWebサイトや予約案内メール等において、「搭乗締切時刻を過ぎた場合は原則搭乗できない」というメッセージがよりわかりやすく、明確に伝えられるようになります。

2.2 各種締切時刻の適正化(継続的な見直し)

空港の特性や運用状況に合わせて、チェックインや手荷物預け、保安検査の通過、搭乗などの「締切時刻」が継続的に見直されます。

対象となるのは「国内線全便」です。

今まで「少しぐらい遅れても待ってくれるだろう」と思っていた方は、その認識を改める必要がありそうですね。

3. 【9月から航空ルール厳格化】6社で手荷物預け入れの「締切」時刻が「出発時刻の30分前」に(早期化・厳格化)

この発表に伴い、一部の航空会社において、羽田出発時の手荷物預け入れの締め切り時刻が早まったり、厳格化されることになりました。

3.1 対象となる航空会社

JAL、ANA、日本トランスオーシャン航空(JTA)、AIRDO、スカイマーク、ソラシドエア、スターフライヤー

3.2 9月1日以降の手荷物預け締め切り時刻

出発時刻の30分前(締切)
※スカイマークのみ出発時刻の20分前(締切)

従来は「出発時刻の30分前(目安)」や「出発時刻の20分前(締切)」だったものが、前倒し、厳格化されることになりました。

手荷物預け入れだけでなく、チェックイン、保安検査、搭乗の各締切時刻を過ぎた場合、手続きができなくなりますのでご注意ください。

3.3 「出発時刻」に関する再周知

上記記載の「出発時刻」とは「航空機が動き出す時刻」を指すことも、重要事項として再周知されています。

※具体的な締切時刻は各航空会社によって異なるため、事前に各社のWebサイト等で確認するよう呼びかけています。

4. 【9月から航空ルール厳格化】航空業界全体でルールの適正化と統一化が進んでいる

3/3

PATARA/shutterstock.com

PATARA/shutterstock.com

飛行機は多くの人が利用する公共交通機関です。

たった数人の遅れが、何百人もの乗客のスケジュールを狂わせてしまうこともあります。

9月1日からの案内の厳格化を機に、私たち利用者も改めて「時間に余裕を持った行動」を心がけましょう。

5. 【筆者のコメント】

長島 迪子

今までは「少し遅れても待ってくれるかも」という甘い考えがありましたが、1人の遅れが飛行機全体の遅延につながり、多くの人の時間や運航コストに大きな影響を与えてしまいます。今回のルール統一をきっかけに、私たち利用者も時間に余裕を持った行動を心がけたいですね。

6. 【知っておきたい免税店のこと】免税店とは?免税店の基本的な仕組みとルール

空港を訪れた際に、楽しみにしている方も多い「免税店」。

そもそも、免税店とはどんなお店なのでしょうか。また、その仕組みや販売ルールはどのようになっているのでしょうか。

免税は通常生活用の物品に限られ、事業・転売目的は対象外です。同一店舗における1人1日の購入合計額に応じて以下のルールが適用されています。

一般物品(家電、衣類、宝飾品などは5000円以上

消耗品(食品、飲料など)は5000円以上、50万円以下

※消耗品は日本国内での消費を防ぐため、指定された方法で包装(パッキング)する必要があります。

免税店の基本的な仕組みと正しく販売するためのルールについて詳しく知りたい方は、「【知っておきたい免税店のこと】免税店(輸出物品販売場)とは?知っておくべき対象者と物品のルール」にて詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

参考資料

長島 迪子