小さな子供を育てるママは、毎日の生活をこなすだけで精いっぱい。ルーティーンだけでもヘトヘトなのに、そこへふらりと現れては疲れを増幅させるちょっと困った存在といわれているのが、義両親です。良かれと思ってアレコレ教えてくれるけど…ママたちはストレスを溜めていないでしょうか?

育児に口を出され、能面と化すママたち

子供に関する常識というのは、時代と共に変化するものです。しかし、子供を育てた大先輩である自信から、経験を押し付ける義母に悩まされているママもたくさん。昔は子供の数も多かったことから「4人育てた大先輩」などと周囲がもてはやすことで、意見の押しつけも増幅しているようです。代表的なトラブルとして、母乳推奨でミルク育児の否定、保育園はかわいそうと子供の前でいう、離乳食のレトルト否定など、ママたちの気持ちをえぐる言葉が次々とでてきます。

また、意外と厄介なのが義父の思い付きの提案。急に「毎日この本を読むだけで頭がよくなるらしいからやってみろ」なんて簡単にいいますが、そんな時間はありません。夫に聞いてみると「毎晩飲み歩いて子供の寝顔も見たことない人なんだけどね」と、自分は何もしなかったことをすっかり忘れ、理想を簡単に口にして嫁の表情を暗くさせるタイプも。

しかし、義理の両親ということでハッキリとNOを突きつけるわけにもいかず、あいまいにその好意に頷き続けるママたち。実は、目が笑っていないことに気づかれていないかハラハラしているとか。

ストレスの原因は期待に応えようとする気持ち

あれやこれやといわれた後は、気持ちがどっと沈みます。それは「いわれたことを実践してみなくちゃ」という気持ちがどこかにあるから。または、それらをしてないことをバレないようにしなくては、という気持ちが働くからなのではないでしょうか。筆者の知人に近くに義両親が住んでいるものの、全くストレスではないというママがいましたが、その方は「お義母さん、イマドキそんなことしている人いませんよ」、「お義父さん、それ実際やっていました?」など思ったことはすべて伝えていたそう。

また、会いたくないな、という日は当然のように居留守を使っていると笑顔で語ってくれました。義両親がどう思っているか心配になりますが、自分がのびのび育児をするにはこれくらいのメンタルがちょうどいいのかもしれませんね。

これは極端な例ですが、義両親の提案は意外とその場の思い付きが多いのも事実です。教わったことを実行していなくても「保健所で配られたパンフレットに反対のことが書いてあったのでやりませんでした」、「小児科で使ったほうがいいといわれたので、先生を信じてこの薬を塗っています」など、他人を盾にしてやんわり断るなど、相手を傷つけない方法を取り入れながらいいなりにはならない、なんて方法も考えられます。

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