4. 株主優待:9月30日が次の基準日
JALの株主優待は、毎年3月31日および9月30日時点で100株以上を保有する株主が対象です。
9月権利確定分では、100株のみだと国内線の50%割引の優待が受けられない点に注意が必要です。
国内線全路線を50%割引(小児は75%割引)で利用できる株主割引券が発行されるほか、一定の条件を満たすと「eJALポイント」が年1回最大3,000ポイント付与されます(保有株数や継続保有年数に応じて割引券の発行枚数は増える仕組みです)。
このほかに、旅行商品割引(3~8%割引)の優待もあります。
詳細は企業の株主優待情報を確認してください。
次の基準日は2026年9月30日(水)です。国内株式の決済ルール(T+2、約定日から2営業日後に受け渡しが完了する仕組み)から逆算すると、この基準日時点の株主になるための最終購入日(権利付き最終日)は2026年9月28日(月)、その翌営業日にあたる9月29日(火)が権利落ち日となる計算です。
5. 記者コメント
今回の第1四半期決算は、燃油価格急騰という逆風のなかでも旅客単価の伸びで収益力を示し、月を追うごとに収益性が改善していったことが確認できる内容でした。
加えてJALは、燃料をドル建てで調達する構造上、円高が進めばコスト面で恩恵を受けやすい「円高メリット銘柄」の一つでもあります。実際、7月31日の日米協調為替介入をきっかけに円相場は一時155円台前半まで急伸しており、この基調が定着すれば燃油費や外貨建てコストの重荷が和らぐ可能性があります。
一方で、為替市場では追加の為替介入への警戒感もくすぶっており、足元の値動きは非常に不安定な状況が続いています。通期の業績予想・配当予想が据え置かれたことも踏まえ、今後は夏の繁忙期を含む第2四半期以降の実績に加え、燃油価格・為替動向――とりわけ急激な円高がどこまで続くのか――の推移、そして9月30日の株主優待基準日に向けた動きが注目されそうです。
【免責事項】
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
- 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください
参考資料
高原 祥子
