4. ポイ活視点で検証!どんな得がある?気をつけるべきポイントは?

ポイ活ユーザーにとって最大の目玉は、「ドコモの銀行引落特典」と「マネックス証券特典」 を組み合わせたdカード還元率の引き上げです。下記の条件を達成することで、最大4.5%まで還元率がアップします。

  • 基本還元率:1.0%
  • ドコモの銀行とアカウント連携・口座引き落とし・街のお買い物でスマホ決済:+最大3.0%(ドコモの銀行引落特典)
  • dアカウントをマネックス証券口座に登録+「ドコモの銀行」の自動入金(スイープ)を設定:+0.1%(マネックス証券特典)
  • マネックス証券で「dカード積立」または「d払い残高積立」を月合計3万円以上利用 :+1.4%(マネックス証券特典)

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出所:ドコモSMTBネット銀行

注意したいのは、還元率の上昇幅は利用しているdカードの種類や月額利用料金によって変動するということです。「dカード PLATINUM」の場合は最大4.5%還元まで可能ですが、通常の「dカード」の場合は最大でも2.75%になります。

上乗せされるdポイントには付与上限が設けられていることも押さえておきましょう。ドコモの銀行引落特典が3000ポイント/月、マネックス証券特典が500ポイント/月となっているため、還元率が上昇している期間に大きな買い物をする際にはいくらまで対象に含まれるのか、計算しておくことをおすすめします。

また、今回の還元率アップは初年度(12か月間)限定のものになります。13か月目以降も引き継がれるものではないことも覚えておきましょう。

新ブランドの誕生を記念して10月31日まで開催される「最大10億ポイント山分けキャンペーン」も注目です。

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出所:ドコモSMTBネット銀行

7月31日時点から残高(円普通・SBIハイブリッド・円定期)を増やした金額に応じて口数が獲得でき、総額最大10億円相当のdポイントが山分けされるという企画です。

「円定期預金6ヵ月もの 年1.25%(税引前)」という高金利キャンペーンも同時開催しており、眠っている資金の移動を考えているなら、良い機会になるでしょう。

5. ダサいと炎上したアプリアイコンは選択制に

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出所:ドコモSMTBネット銀行

今回のリニューアルで思わぬ形で注目を集めたのが、アプリアイコンのデザインです。

新ブランド発表時に公開された新しいアイコンに対し、SNS上では「ホーム画面に合わない」「直球すぎてダサい」「以前のスマートな青いアイコンが好きだった」と厳しい声が殺到し、いわゆるプチ炎上状態となりました。

これに対し、運営側はサービス開始直前の7月29日に「2026年9月末ごろから、アプリアイコンの種類を選択できる機能を提供する」と異例の対応を発表しました。

ユーザーの批判に対し、わずかな期間で反応した柔軟な姿勢は「見事な神対応」として一転して高い評価を集めているようです。

6. グループ直営銀行の誕生はスタート地点

「ドコモの銀行」は今後の方針として、

  • ドコモグループとの連携強化による利便性の向上
  • 三井住友トラストグループとの連携による商品・サービスの拡充
  • くらしに溶け込む金融体験の高度化
  • 銀行利用に応じた付加価値提供の拡大

などを掲げています。

グループ内に銀行が生まれたことで、同グループの金融サービスの連携が強化されることは間違いありませんが、競合の状況を見ると、ようやくスタート地点に立ったとも言えます。

ドコモグループならではの資産を生かし、他の経済圏とどのように差別化し、差を詰めていくのか。ここまで遅きに失していただけに、挽回のためには相当なスピード感も求められます。

7. トレンドウォッチャーのひとこと

大蔵 大輔
「ネット銀行の優等生」だった旧住信SBIと「国内最大のインフラ」を持つドコモの融合は、ネット銀行の裾野を大きく広げるポテンシャルを秘めています。

一方で、若年層に支持されてきた旧住信SBIと、中高年〜シニア層のボリュームが大きいドコモという異なる顧客基盤の融合は、戦略的な難しさもはらんでいます。

今回のアプリアイコンのデザインを巡る批判は、まさにその摩擦を象徴する出来事と言えるでしょう。

しかし、批判に対してアイコンの選択制をいち早く導入した対応力は評価でき、ユーザーの期待に柔軟に応えようとする姿勢が感じられます。

参考資料

大蔵 大輔