海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、タイのサムイ島で動物保護をしているSamui Street DogsさんのInstagramアカウント@samui_street_dogsの投稿。

SNSに寄せられたSOSの発信をきっかけに、廃ビルに隠れていた衰弱した犬が保護され、獣医師による診察を受ける姿を動画で紹介してくださっています。

執筆時点で1万回再生、約900件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬・猫の平均入手価格についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【廃ビルに隠れていたビー】衰弱して足元もおぼつかない状態で発見される

衰弱した状態で発見された当時のビー1/2

衰弱した状態で発見された当時のビー

出所:@samui_street_dogs

海外のSNSで、衰弱してほとんど歩くこともできなくなっていた犬「ビー」の救出劇が話題を呼んでいます。

ある日の夜、レスキューはFacebookで、タイのサムイ島南部で長年にわたり野良犬の世話をしている女性の投稿を目にしました。

そこには、弱り切って立ち上がることも難しそうなビーの姿が映っていました。

女性はビーを動物病院へ連れて行ってくれる人を探しているようです。

そこで翌朝、レスキューはビーを探しに現場へ向かいました。

ビーは近くの使われていないビルの中に身を隠していました。

レスキューが近づくと、警戒するように距離を取ろうとするビー。

しかし、体は衰弱しており、おぼつかない足元で数歩歩くことしかできません。

まずはエサを与え、ビーが落ち着くのを待ちます。

その後、部屋の出口にケージを置き、中に誘導しました。

レスキューがそっと体を押すと、ビーはそのままケージの中へ。

抵抗する力も残っていないかのように、すんなりと保護されました。

ケージに保護され、病院へ搬送されるビー2/2

ケージに保護され、病院へ搬送されるビー

出所:@samui_street_dogs

レスキューたちはケージを優しく抱えて、車に乗せます。

ケージの中を覗くと、少し不安そうな表情を浮かべるビーの姿が。

それでも吠えたり暴れたりすることなく、静かに過ごしています。

車はそのまま、獣医師のもとへ向かいます。

病院に到着すると、安全のためビーの口元に口輪をつけます。

そして診察台の上で、獣医師による診察を受けるビー。

これから治療を受けながら、シェルターで過ごすことになります。

ネット上ではビーを救出してくれたレスキューへ感謝の声が寄せられ、一日も早い回復を願う声が集まりました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

2. 著者からの一言コメント

八木 七音
SNSの投稿を見て、翌朝すぐにビーの救助へ向かったレスキュー。そのまま誰かが助けてくれるのを待つこともできたはずですが、自ら現場へ足を運び、ビーを見つけ出して動物病院へ連れて行ったその行動力に、動物を助けることに強い使命感を持っている人たちなんだと改めて感じて、胸を打たれました。

ケージの中でおとなしく過ごし、診察を受けるビーの姿からも、体調がかなり悪かったことがうかがえます。無事に保護され、必要な治療につながったことに、まずはほっとしました。

ビーのように厳しい環境で暮らす犬たちにとっては、体に異変が起きた時、自ら助けを求めることも難しいのだと想像できます。そんな犬たちの異変に気づき、必要な治療へつなげてくれる人の存在は、大きな支えになるのだと思います。

今回、ビーはレスキューによって保護され、獣医師の診察を受けることができました。これからは安心して過ごせる場所で、元気を取り戻したビーの姿を見られる日が来ることを願っています。

3. 新しい家族を迎える前に。犬・猫の平均入手価格を知っておこう

過酷な環境から救い出された動物たちの姿を見ると、これから保護犬・保護猫を迎えたいと考える方も多いのではないでしょうか。

ペットショップやブリーダーなど有償で犬・猫を入手する場合の平均価格は、2025年で犬が「21.6万円」、猫が「17.5万円」となっており、猫は3年間で約35.7%上昇しています。

一方で無償譲渡を希望する声も多く、犬53.6%、猫76.9%が無償での譲渡を望んでいるというデータもあります。

私はアナリストとして、モノを「買うときの値段」より「持ち続けるコスト」で評価することを大切にしてきましたが、ペットもまさに同じだと思います。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、有償で入手した場合の平均価格は犬が21万6000円、猫が17万5000円。とくに猫は、この3年で約35.7%上がっています。

(中略)

そして何より、無償譲渡を望む人が猫で76.9%、犬で53.6%にのぼる背景には、命を預かることの重みへの意識があるのだと思います。価格を比べる前に、「10年後、20年後も最後まで世話を続けられるか」――その一点を落ち着いて考えることが、いちばん確かな判断材料になるのではないでしょうか。

令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%
令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%

その後の飼育費まで見据えて考えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

参考資料

八木 七音