住信SBIネット銀行は、2026年8月3日、商号を「ドコモSMTBネット銀行」に変更し、個人向けの新たな銀行サービスブランド「ドコモの銀行」をスタートさせました。

これまでネット銀行として圧倒的な人気を誇ってきた同行のブランド刷新とあって、既存ユーザーからは驚きと期待の声が上がり、SNS上ではアプリアイコンのデザインを巡る炎上騒動も巻き起こりました。

本記事では、「ドコモの銀行」誕生の背景、既存ユーザーへの影響、話題となった「アイコン選択制」の採用まで、分かりやすく紹介します。また、ポイ活のプロが注目するお得なチャンスと注意点も解説します。

1. 本記事の3つのポイント

  •  「ドコモの銀行」誕生の背景と戦略
  •  既存ユーザーが知っておきたい変更点
  •  ポイ活のプロが注目するキャンペーンと注意点

2. 「ドコモの銀行」が誕生した背景

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出所:ドコモSMTBネット銀行

「ドコモの銀行」の前身である住信SBIネット銀行は、2007年9月にSBIホールディングスと三井住友信託銀行(旧住友信託銀行)の共同出資によって誕生しました。

業界最高水準の預金金利や手数料の無料枠、証券連携の「SBIハイブリッド預金」といった利便性の高さから圧倒的な支持を集め、ネット銀行業界のトップランナーとして急成長を遂げました。

大きな転機が訪れたのは2025年です。5月、SBIホールディングス・NTT・NTTドコモの3社による資本業務提携が発表され、ドコモによる住信SBIネット銀行の株式公開買付(TOB)が始まりました。

背景にあったのは、加速する通信大手の「経済圏バトル」です。

楽天銀行(楽天)やPayPay銀行(ソフトバンク/LINEヤフー)、auじぶん銀行(KDDI)など、競合キャリアが自前の銀行を軸に自社経済圏を急拡大させる中、ドコモはグループ内に直営の銀行を持っていませんでした。

そこでドコモは、すでに強固な地盤と高度なシステムを持つ住信SBIネット銀行を取り込む決断を下します。

同年10月には同社を連結子会社化。SBIホールディングスとの資本関係は解消され、「NTTドコモ」と「三井住友信託銀行」が議決権を50%ずつ分け合う共同経営体制へと移行しました。

8月3日に始動した「ドコモの銀行」は、ドコモ経済圏の金融エコシステム(通信=ドコモ、決済=dカード・d払い、証券=マネックス証券)に加わる、最後のピースとして重要な役割を担うことになります。

3. 「ドコモの銀行」の誕生で、変わらないこと・変わること

既存の住信SBIネット銀行ユーザーにとって最も気になるのは、「今までの使い勝手がどうなるのか」という点でしょう。結論から言うと、基本サービスに変更はありません。

社名変更やブランド刷新に伴うユーザー側での手続きは一切不要で、口座番号や支店番号、ログイン用パスワード等もそのまま引き継がれます。

また、自動入出金サービスや「SBIハイブリッド預金」といった便利な機能もこれまで通り利用可能です。日常的な使い勝手や基本スペックが改悪されることなく維持されるのは、既存ユーザーにとって大きな安心材料です。

一方で、大きく変わるのは「名称」と「ポイントサービス」です。

アプリ名称は「d NEOBANK」から「ドコモの銀行 ドコモSMTBネット銀行アプリ」に変更され、8月20日からは「dアカウント」連携もスタートします。

これまで独自の「スマプロポイント」として付与されていた特典は、dアカウント連携後に「dポイント」へと切り替わります。これまで貯めていたスマプロポイントもdポイントに引き継がれる予定です。