ファッション、スマホ、恋愛…親世代とは環境が激変している、現代の小学生を取り巻くあれこれ。ママの頭を悩ませるそれら3つの事例と、ママたちの本音や家庭のルールをご紹介します。

イマドキ小学生男の子の一張羅は?

小学5年生の男の子のママ、Hさん。少年野球チームに所属する息子さんは、毎日服をドロドロに汚して帰ってきます。毎日の服はリサイクル店や友人の子のおさがりなどで大量にストックしているのですが、ある時Hさんは気づきました。息子が選ぶのはアディダスやナイキなどのスポーツブランドばかりだということに。

小学生男子にとっての一張羅は、有名なスポーツブランド。でも、どうせドロドロにして帰ってくる…。そんな矛盾に、Hさんは頭が痛いといいます。

目覚めたてのオシャレとTPOとの狭間で…女子は難しい!

続いては、小学6年生の女の子のママ、Mさん。オシャレに目覚めた娘さんと、派手なバトルがときどき勃発するのだとか。例えばある時、娘さんが胸元の開いたキャミソールを「買って!」とおねだりしてきたそう。雑誌の付録だったリップグロスを塗って登校しようとしたのを慌てて止めたこともあるそうです。

娘さんにはいつも『学校に行く本来の目的は忘れないで。それを守ったうえでオシャレを楽しみなさい』と伝えるそうですが、同級生がマニキュアをしてきたことなども引き合いに出し、娘さんはいつも不服そうなのだとか。ただ、オシャレに目覚めるのもある意味成長の証。むしろこの時期は「TPO」がどういうものか、「どうしてこの服はOKでこの服はNGか」を理解してもらうチャンス、という考えもあります。

Mさんは、「クラスには既にファッションリーダー的な子もいて、娘の気持ちもよくわかる」と認めたうえで、思わず口にします。「もう、制服にしてほしいです…」

賛否両論のスマホ問題と、ある家庭のルール