案3:日経TEST、英検・TOEIC・TOEFL

これらは、日経新聞を良く読むとか、英語を勉強して海外の媒体から情報を得られるようにするという間接的な意味です。まあいずれも、文字を読めば良いだけなので資格は関係ありません。ただ何かを勉強する際に、どうしてもとっかかりが必要という人は、これらの試験をペースメーカーに使っても良いのではないでしょうか。

ちなみに私は、TOEICはちょっとやっていましたが、その他の試験は受けたことがありません。なので、本音の部分ではこれらの試験を受けることをお勧めしているわけではないことは、行間から読み取ってください(笑)。

本質的な回答

結論を言うと、株式投資でお金を儲けよう、利益をあげようと思うなら、直接的に有効な資格はありません。日々の世の中の動きに目を光らせて、時代の半歩先・3手先を読む。伸びる産業は何か、面白そうな会社はどこか、ビジョナリーな経営者は誰か、注目を浴びていない中から掘り起こす、予想することでしょう。

勉強するならば資格にこだわらず、例えば心理学を勉強する方が良いでしょう。個人的にはセミナーに出たり、チャートやデイトレの技術を学ぶより「なぜ人は損切りできないか」「なぜ暴落した株を買えないか」を理解した方が有益だと思います。損切り等の投資戦略や分散投資の理論も、知っている方が良いですかね。

より本質的な回答

もっと言ってしまうと、「株で儲けよう」なんて思わない方が良いです。世の中のことをもっと良く知りたいし、この先何が起こるかわからないから、リスクヘッジの手段として株のことも知っておきたい、というスタンスが正解だと思います。実際、預金に全資産を置いておくよりは、株もやっておく方が安全だと思います。

株式市場は、高度に競争的なマーケットです。真っ赤なレッドオーシャンです。長期投資であれ短期のサヤ取りであれ、それで儲けようと思っている投資家は海外勢やプロも含めて大勢います。自分だけが彼らの気付かない「真実」に気付けるなんて、思い上がりですよ。まあ、20歳の時は私もそう思っていましたけど。

というわけで、結論。株で儲けるための資格は無いし、そもそも株で儲けようという発想が大いなる思い上がりである。完全に身も蓋もない感じになりましたが、間違ったことは言ってません(きっぱり)。

それでは、また。フラスコ代表、安田でした。

安田 修