4. ANAホールディングスの7月30日のマーケット概況

引け時点の株価指標は以下の通りです(2026年7月30日 東証終値時点)。

  • 終値:3,153円(前日比▲68円、▲2.11%)
  • 出来高:494万1,700株
  • PER(会社予想):14.90倍
  • PBR(実績):1.10倍
  • 配当利回り:1.90%
  • 時価総額:1兆5,269億円

5. 株主優待制度は2026年度上期分から拡充

ANAホールディングスは、毎年3月末・9月末の基準日時点で普通株式を100株以上保有する株主を対象に、ANAグループ各社・提携先企業で使える株主優待を用意しています。主な内容は次の通りです。

  • ANA国内線「株主優待割引」:基準運賃から50%割引
  • ANA国内線「シンプル」運賃割引:「シンプル」運賃から5%割引(同一予約全体・エコノミークラス対象)※2026年度上期分から新設
  • Peach国際線ご搭乗優待(期間限定):日本発の国際線が4,000円割引(スタンダード・スタンダードプラス運賃対象)※新設
  • 国内・海外ツアー商品ご優待:10%相当の割引(国内ホテルは2%割引)
  • 株主限定ツアー:株主向け特別ツアーの案内

そのほか、お買い物・施設見学会・ゴルフ・ホテルなどの優待も用意されています。

割引の利用には、株主様専用サイトで受け取れる割引コード(国内線は「プロモーションコード」、Peachは「ピーチポイント番号」)が必要です。

また、2026年度上期分からは、多くの株式を長期間保有する株主向けに「大口・長期保有優遇制度」が新設され、ANAの上級会員制度「ダイヤモンドサービス」メンバー特典の一部が付与されるようになりました。なお、2027年度上期分からは「株主優待番号ご案内書」の発行枚数ルールが変更される予定と案内されています。

保有株数ごとの優待枚数や大口・長期保有優遇の具体的な条件など、詳細はANA公式サイトで確認してください。

ANAHDの優待まとめ1/1

ANAHDの優待まとめ

出所:公式サイトより筆者作成

6. 記者の視点

1ドル164円をうかがう円安進行を背景に、国際線需要を取り込んで売上高は過去最高を更新、一方で燃油費増加によって大幅な減益となりました。

中東情勢の悪化による原油高騰で、コスト増は予想される内容でしたが、前日までの株価上昇で利益確定の売りが出やすかったことなども影響したとみられます。

通期見通しは据え置かれていますが、今後のコスト動向や需要動向にも注目しておきたいポイントです。

また、国内線で導入した新運賃体系について、利用者のあいだで混乱が広がっており、こちらがしっかり浸透するかも今後の利用者獲得のカギを握りそうです。

【免責事項】

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください

参考資料

 

高原 祥子