海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がTikTokで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、TikTokアカウント「@rescue_tail」さんの投稿。

ゴミをあさって飢えをしのいでいた犬が、人の優しさに少しずつ心を開いていく様子が紹介されています。

執筆時点で270回再生、約50件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンをまとめてご紹介します。

また記事中では、犬猫の入手経路や経費の現状についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMOアニマル
ストーリー部
過酷な状況でゴミをあさりながら命をつないでいた一匹の犬が保護され、優しい人々の助けによって元気や人間への信頼を取り戻していく感動的なエピソードを取材しました。今にも倒れそうだった体が少しずつ回復し、穏やかな笑顔を見せるようになるまでの変化を詳しく紹介しています。
また記事の後半では、このように傷ついた命を現場で懸命に救い続ける獣医師や動物看護師の平均年収など、動物医療を陰で支える専門職のお金事情についても分かりやすく解説しています。

1. この記事の3つのポイント

  •  道路脇で食べ物を探し続けた犬。「このままでは助からない」と感じた投稿者との運命の出会い
  •  “永遠の家”との出会いを待ちながら、穏やかな毎日を満喫。笑顔を取り戻した現在
  •  「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

2. 【骨が浮き出るほど衰弱】ゴミをあさっていた犬を発見

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出所:@rescue_tail

出所:@rescue_tail

海外のSNSで話題になっているのは、極度の栄養失調で衰弱していた犬が、新たな犬生を歩み始めるまでの軌跡です。保護された犬の名前は「Abby(アビー)」。

投稿者が初めてアビーを見つけたとき、その体は骨が浮き出るほど痩せ細っていました。今にも倒れてしまいそうな状態にもかかわらず、食べ物を探して道路脇をさまよっていたといいます。

投稿者はその姿を見た瞬間、「この子は、ただお腹を空かせているだけではない。このままでは長く生きられないかもしれない」と感じたそうです。

3. 【優しい人たちに見守られて】見違えるほど元気になったアビー

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出所:@rescue_tail

出所:@rescue_tail

投稿者が手を差し伸べると、アビーは警戒しながらも少しずつ近づき、匂いをそっと嗅ぎました。

その姿を見た投稿者は缶詰のフードを差し出し、「好きなだけ食べていいんだよ」と優しく声をかけます。するとアビーは夢中になってフードを食べ始めました。

その後投稿者はすぐに救助の仲間へ連絡。アビーは抵抗することなくバイクの後ろに乗せられて、動物病院へ搬送されたそうです。

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出所:@rescue_tail

出所:@rescue_tail

診察の結果、アビーは極度の低体重に加え、貧血や脱水症状を起こしていることが判明。長い間十分な食事をとれず、命の危険が迫るほど衰弱していました。

その後アビーは治療を受けながら動物病院で数週間を過ごしました。痩せ細っていた体にも徐々に変化が表れ、やがて退院できるまでに回復したそうです。

退院する頃には、保護当時からは想像できないほど、生き生きとした表情を取り戻していたそうです。

4. 【“永遠の家”を目指しながら】穏やかに過ごすアビー

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出所:@rescue_tail

出所:@rescue_tail

現在アビーは一時預かりの家で暮らしており、体重は保護当時のほぼ2倍にまで回復。動画には、優しく声をかけられながら穏やかな表情で過ごす姿が映し出されています。

投稿者は、「アビーの人を信じる力に心を動かされた」と語っています。過酷な日々を送ってきたにもかかわらず、人を信じ、穏やかな性格のまま寄り添ってくれるアビー。その姿は、多くの人の胸を打ちました。

そして投稿者が何より願っているのは、アビーが“永遠の家”でありのまま受け入れられ、幸せに暮らしていくことです。これまでのつらい日々を忘れられるほど、穏やかで温かな毎日が、この先もずっと続いていってほしいですね。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

5. 著者からの一言コメント

ひぐちえみ
アビーは、人の優しさを信じることを諦めませんでした。そして投稿者もまた、「この子はきっと変われる」と信じ続けました。信頼とは、一方通行では生まれないものなのだと思います。誰かを信じる勇気と、信じてもらえる安心感。その両方が重なったとき、人も動物も少しずつ前へ進めるのかもしれません。(ライター ひぐち えみ)

6. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

獣医師の平均年収は680万5000円5/5

獣医師の平均年収は680万5000円

Lee Charlie/shutterstock.com

レスキューされた動物の病気やけがを治療したり、避妊・去勢手術といった医療措置をおこなうのが獣医師や動物看護といった動物医療専門職です。

ここでは、動物たちの命を救い、守るために大切な役割を担う彼らのお金事情について紹介します。

厚生労働省が、「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元に公表している就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円。平均年齢は38.7歳。

また、動物看護の仕事に従事している人の平均年収は351万9000円、平均年齢は38歳という結果になっています。

命を預かるハードな業務内容に対し、給与や労務環境の整備が課題となる側面もあるのが実情です。

日本動物看護職協会が2020年7月1日に公表した「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」によると「現在の給料に満足していますか?」という質問に対して、「満足」と答えた人の割合が7.8%なのに対し、「不満」が35.1%、「非常に不満」が19.4%と過半数の人が現状に満足していないと回答しました。

一方で、2022年には「愛玩動物看護師」が国家資格化され、現場での役割はさらに重要性を増しています。

社会的ニーズが高まる中、動物医療を支える専門職の待遇や年収が今後どう推移していくか注目されます。

〈〈「猫がいるくらしとお金」についてもっと知りたい方はこちら〉〉

参考資料

ひぐち えみ