子どもが生まれてから、いかにスムーズに働くか、苦慮している人は多いと思います。保活や発熱時のお迎えは最たる壁ですが、それ以外にも、ただ仕事に邁進するだけではなく、子どもや仕事で関わる人に意識を向けなければならないことが盛りだくさん。

筆者もそんな日々を送ってきましたが、子どもが5歳になって、なんとなくベストなスタイルを掴みかけています。フリーランスではありますが、あらゆる働き方の人とも通じるところもあると思いますので、今回はそのことについて紹介したいと思います。

限られた時間をうまく使うために「やることリスト」を作る

子どもが生まれると、いつでも仕事をする時間に充てられた子どもがいない頃と違って、基本は保育園に通っている間に仕事をすることになります。

そうした限られた時間の中で効率的に仕事をするには、日々やるべきことの「ToDoリスト」を作ることがおすすめ。筆者は、一日の仕事や家事が終わった後、子どもがお絵描きをしている隣で、翌日以降に控えている締め切りを確認しながらToDoリストを作っています。そうすると、子どもがリストに絵を描いたりしてくれるので、仕事中に眺めるとモチベーションもアップ。

なお、筆者は仕事のToDoリストだけではなく、買い物リストも書いています。育児と仕事の両立は、大事なことが頭から抜け落ちがち。なんでもリスト化すると安心です。

また、日々のToDoリストに関しても、新たな仕事を引き受ける際にも心がけているのが、自分がやりくりできる時間内におさまるようきちんとシミュレーションすることです。

前述したように、急な発熱など、育児しながらの仕事にはイレギュラーな事態がつきもの。もっと多くの仕事がしたいという思いもなくはないですが、その都度「一番大事なのは、子どもの笑顔と自分の健康」「欲張らずに、身の丈にあった生き方をする」と自分の指針を確認するようにしています。

それまでのやり方に囚われず「今できること」を考える

どんな職種においても、子どもが生まれるとやりにくくなる業務があるのではないでしょうか。特に、夜や土日に仕事をすることは難しくなります。筆者の場合は、音楽を中心に執筆しているライターなのですが、夜のライブに行くことや、アーティストからの依頼に合わせて土日に取材をすることは、頻繫にはできなくなりました。