海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているDiasozo Animal Rescue KarditsaさんのInstagramアカウント「@diasozoanimalrescue」の投稿。

草むらにいた母犬と偶然見つけた4匹の子犬を救出し、重症を負う子犬が治療を受ける姿を写真と動画で紹介してくださっています。

執筆時点で約170件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬猫の入手経路や経費の現状についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMOアニマル
ストーリー部
草むらで見つかった母犬デイジーと、隠されていた4匹の子犬たちを救出した海外の心温まるレスキュー事例。足に重いケガを負いながらも懸命に治療を受ける子犬クッキーの姿やSNSの反響を紹介しています。

さらに記事の後半では、傷ついた動物たちの命を現場で救う獣医師や動物看護師の平均年収、働き方の課題など、動物医療を支えるお金の現状についても分かりやすくまとめています。

1. この記事の3つのポイント

  •  1匹の野良犬だと思ったら、4匹の子犬を持つ母犬だと判明
  •  足に重症を負う子犬が治療を受けて回復を目指す姿
  •  「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

2. 【草むらにいた野良犬】4匹の子犬を持つ母犬だと判明

海外のSNSで話題になっているのは、草むらで伏せていた母犬と近くにいた子犬を救出し、足に重傷を抱える子犬が治療を経て回復を目指す様子です。

救助の連絡を受けたDiasozo Animal Rescue Karditsaさんは、草むらで伏せていた野良犬を発見します。

白と黒のカラーを持つ小さな犬です。

見た目のサイズから子犬かと思いきや、実は成犬であり、母犬だと判明。

その理由は、すぐそばに4匹の子犬を隠していたからです。

もしかすると、Diasozo Animal Rescue Karditsaさんに助けを求めるために、草むらで待っていたのかもしれません。

この母犬は「Daisy(デイジー)」と名付けられ、子犬とともに保護されました。

3. 【1匹の子犬が重症】子犬の治療を開始

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投稿の画像

出所:@diasozoanimalrescue

犬の親子を獣医に診てもらったところ、1匹の子犬の足の一部に欠損が見られました。

ウイルスに感染しており、左後ろ足の一部が欠けています。

「どうやって治療なしで長い間生き延びたのかまだわからない」とスタッフが話すほど、子犬の足はひどい状態だったようです。

足の治療を開始したメスの子犬は、「Cookie(クッキー)」と名付けられました。

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投稿の画像

出所:@diasozoanimalrescue

クッキーはその後、足の洗浄と抗生剤の投与を毎日受けています。

ウイルスに感染したまま過ごしていたら…と考えると、クッキーはこの救助で一命を取り留めたのかもしれません。

本当に深刻な事態に陥る前に治療を受けられたことは、不幸中の幸いだったといえるでしょう。

4. 【クッキーは現在も闘病中】デイジーの健康状態は良好

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治療中のクッキー

出所:@diasozoanimalrescue

現在も、クッキーは闘病しています。

真っ直ぐにカメラを見つめているクッキーの表情は健気で、応援したくなりますね。

コメント欄を見ると

  • 「この家族を救ってくれてありがとう」
  • 「素晴らしいチームですね!」

など、犬の親子を保護したスタッフへの称賛の声が寄せられていました。

母犬のデイジーの健康状態は良好で、ほかの子犬たちは予防接種を受け始めたそうです。

救助があと一歩遅れていたら、クッキーの命がどうなっていたかわかりません。

クッキーがいち早く回復し、デイジーやほかの子犬たちの幸せな生活が続くことを祈ります!

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

5. 著者からの一言コメント

さまざまな救出劇の中でも、「見つけてもらえてよかったね!」と胸を撫で下ろした内容でした。

少なからず、デイジーだけが救出された可能性もあったでしょう。子犬も一緒に保護されたことが、本当に嬉しいです。(ライター 樋口郁美)

6. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

獣医師の平均年収は680万5000円5/5

獣医師の平均年収は680万5000円

Lee Charlie/shutterstock.com

レスキューされた動物の病気やけがを治療したり、避妊・去勢手術といった医療措置をおこなうのが獣医師や動物看護といった動物医療専門職です。

ここでは、動物たちの命を救い、守るために大切な役割を担う彼らのお金事情について紹介します。

厚生労働省が、「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元に公表している就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円。平均年齢は38.7歳。

また、動物看護の仕事に従事している人の平均年収は351万9000円、平均年齢は38歳という結果になっています。

命を預かるハードな業務内容に対し、給与や労務環境の整備が課題となる側面もあるのが実情です。

日本動物看護職協会が2020年7月1日に公表した「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」によると「現在の給料に満足していますか?」という質問に対して、「満足」と答えた人の割合が7.8%なのに対し、「不満」が35.1%、「非常に不満」が19.4%と過半数の人が現状に満足していないと回答しました。

一方で、2022年には「愛玩動物看護師」が国家資格化され、現場での役割はさらに重要性を増しています。

社会的ニーズが高まる中、動物医療を支える専門職の待遇や年収が今後どう推移していくか注目されます。

〈〈「猫がいるくらしとお金」についてもっと知りたい方はこちら〉〉

参考資料

樋口 郁美