海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているLet’s Rescue DogsさんのInstagramアカウント「@lets.rescue.dogs」の投稿。

放棄されていた犬の親子がシェルターで引き離され、再び一緒に暮らす日を取り戻すまでの姿を動画で紹介してくださっています。

執筆時点で17万1000回再生、約2万2000件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬猫の入手経路や経費の現状についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMOアニマル・ストーリー部
LIMOアニマル・ストーリー部

今回は、飼い主の引っ越しで置き去りにされてしまった犬の親子の物語に注目しました。雨の中で寄り添い、一度は離れ離れになってしまったマソとベイリーですが、保護団体のおかげで再び一緒に走り回れるようになりました。人間の身勝手さに胸が痛むと同時に、彼らが取り戻した絆の強さに救われる思いがします。

また、この記事の後半では、こうした動物たちを救う現場で頑張っている獣医師や動物看護師というお仕事について、リアルなお給料のデータも合わせて紹介しています。動物の大切な命と向き合うことについて、多くの人に考えてもらうきっかけになれば嬉しいです。

1. この記事の3つのポイント

  •  飼い主に飼育放棄された犬の親子
  •  シェルターで引き離されるも、再び一緒に暮らし始める
  •  「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

2. 【飼育放棄された犬の親子】「マソ」と「ベイリー」を保護

海外のSNSで話題になっているのは、飼い主に飼育放棄されて飢えていた犬の親子です。

雨の中、玄関の前で寝ていたメス犬の「Maso(マソ)」 と、父犬の「Bailey(ベイリー)」は、飼い主が引っ越す際に放棄されました。

家の中に入ることもできず、ベイリーは裏庭に閉じ込められていたといいます。

心配をした近所の人たちが食べ物を投げ入れていたようですが、動物保護局がシェルターへ連れて行った際のベイリーは、皮と骨ばかりの状態だったとか。

保護され、ようやく安全な暮らしが手に入ると思いきや、犬の親子にはさらなる苦難が待ち受けていました。

3. 保護されるも、シェルターで引き離されてしまう

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投稿の画像

出所:@lets.rescue.dogs

ようやく親子仲良く暮らせる日が訪れたと思いきや、マソとベイリーはシェルターで引き離されてしまいました。

娘のマソは父親と離されたことで、心を閉ざしてしまったそうです。

カメラを見つめるベイリーも座ったままのマソも、どこか寂しそうな表情をしています。そんな犬の親子を、1年半前にLet’s Rescue Dogsさんは保護することにしました。

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投稿の画像

出所:@lets.rescue.dogs

マソとベイリーが寄り添う姿を見ると、親子の強い絆を感じます。

無責任な飼い主による放置、シェルターでの別れを経験した犬の親子には、ずっと一緒に暮らして欲しいと願うばかりです。

4. 【マソとベイリー】寄り添う親子の現在に涙

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現在のマソとベイリー

出所:@lets.rescue.dogs

広い庭や海で、走り回ったり寄り添ったりしながら、仲睦まじい姿を見せるマソとベイリー。失っていた親子の時間を取り戻すかのように、思い切り楽しんでいるようにも見えます。

コメント欄を見ると

  • 「オーマイガー!彼らが無事でよかった!」
  • 「一緒に育てられて本当によかった!」

など、マソとベイリーの姿に安堵する人のコメントが多く寄せられていました。無情にも、2匹を捨てていった飼い主への怒りを見せる人の声も少なくはありません

現在は、親子で引き取ってくれる里親を募集しているとのことです。マソとベイリーが、これからも一緒に暮らせますように。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

5. 著者からの一言コメント

人間の都合で捨てられてしまったマソとベイリーの運命に、深い悲しみがこみ上げてきて胸が痛みます。シェルターから引き取ることを決断した保護スタッフに、大きな称賛を送りたいです!(ライター 樋口郁美)

6. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

獣医師の平均年収は680万5000円5/5

獣医師の平均年収は680万5000円

Lee Charlie/shutterstock.com

レスキューされた動物の病気やけがを治療したり、避妊・去勢手術といった医療措置をおこなうのが獣医師や動物看護といった動物医療専門職です。

ここでは、動物たちの命を救い、守るために大切な役割を担う彼らのお金事情について紹介します。

厚生労働省が、「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元に公表している就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円。平均年齢は38.7歳。

また、動物看護の仕事に従事している人の平均年収は351万9000円、平均年齢は38歳という結果になっています。

命を預かるハードな業務内容に対し、給与や労務環境の整備が課題となる側面もあるのが実情です。

日本動物看護職協会が2020年7月1日に公表した「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」によると「現在の給料に満足していますか?」という質問に対して、「満足」と答えた人の割合が7.8%なのに対し、「不満」が35.1%、「非常に不満」が19.4%と過半数の人が現状に満足していないと回答しました。

一方で、2022年には「愛玩動物看護師」が国家資格化され、現場での役割はさらに重要性を増しています。

社会的ニーズが高まる中、動物医療を支える専門職の待遇や年収が今後どう推移していくか注目されます。

〈〈「猫がいるくらしとお金」についてもっと知りたい方はこちら〉〉

参考資料

樋口 郁美