2. 生命保険など(貯蓄性保険)の払込累計額の地域差

ここで、総務省の「家計調査 貯蓄・負債編」から、主要52都市(県庁所在地および政令指定都市)における「生命保険など」の現在高(これまでの払込累計額)を詳しく見ていきましょう。

2.1 【1位〜52位】貯蓄型保険の都市別ランキング(払込累計額)

順位 都市名 金額 順位 都市名 金額
1位 福井市 450万円 27位 高松市 306万円
2位 大津市 394万円 28位 徳島市 300万円
3位 富山市 385万円 29位 福島市 299万円
4位 山口市 384万円 30位 千葉市 297万円
5位 名古屋市 374万円 31位 熊本市 284万円
6位 佐賀市 371万円 32位 堺市 277万円
7位 さいたま市 371万円 33位 静岡市 275万円
8位 岡山市 370万円 34位 長崎市 269万円
9位 水戸市 366万円 35位 奈良市 265万円
10位 北九州市 359万円 36位 宇都宮市 264万円
11位 岐阜市 355万円 37位 浜松市 260万円
12位 神戸市 353万円 38位 京都市 256万円
13位 金沢市 352万円 39位 秋田市 248万円
14位 大阪市 349万円 40位 和歌山市 248万円
15位 横浜市 342万円 41位 前橋市 244万円
16位 津市 338万円 42位 甲府市 244万円
17位 相模原市 332万円 43位 福岡市 224万円
18位 松江市 330万円 44位 仙台市 224万円
19位 広島市 330万円 45位 青森市 223万円
20位 盛岡市 327万円 46位 札幌市 219万円
21位 長野市 326万円 47位 高知市 219万円
22位 東京都区部 326万円 48位 宮崎市 211万円
23位 川崎市 325万円 49位 大分市 198万円
24位 山形市 322万円 50位 新潟市 195万円
25位 松山市 319万円 51位 鹿児島市 181万円
26位 鳥取市 306万円 52位 那覇市 113万円

※総務省「家計調査 貯蓄・負債編」より。※対象は県庁所在地および政令指定都市の「二人以上の勤労者世帯」。終身保険や学資保険など、積立性・貯蓄性のある保険が対象(掛け捨ての医療保険等は除く)。

ランキング上位を見ると、1位の福井市に続き、2位大津市(394万円)、3位富山市(385万円)など、北陸や近畿・東海の都市が目立ちます。

これに対して、九州地方や北海道、東北の一部の都市は200万円台以下に留まっており、地域ごとの「家計における保険の位置づけ」の違いが浮き彫りとなっています。

この地域差の背景には、北陸や東海地方における「堅実な貯蓄志向」や「家族のつながりの強さ」、さらには持ち家比率の高さなどが影響していると考えられます。

3. まとめ

貯蓄型保険は、いざという時の安心と将来の資産形成を同時に叶えられる便利な仕組みですが、払い込んだ資金が中途解約で元本割れするリスクもあります。

地域ごとの水準を一つの目安としつつも、ご自身のライフプランや家族構成に合わせた最適なバランスを見極めることが大切です。

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参考資料

三石 由佳