人手不足で売り手市場とは言うものの、人気企業ではやはり倍率は高くなるものです。そこで、企業側で採用活動を経験してきた社会人が指摘する学生のNGポイントから、特に面接の会話で印象を悪くする3つのパターンを挙げてみます。

1. 質問ができない

面接の場では、必ずといっていいほど「最後に何か質問はありますか」と聞かれますが、ここは質問という形で自分の企業研究の成果や熱意などをアピールするチャンス。よって、そこで質問がなかったり、的外れな質問をするのは勉強不足をさらけ出してしまう大きなマイナスポイントです。

2. 優先順位がつけられない

面接の場では、込み入った質問をされることもあるでしょう。そうした場合には、質問に関して重要なポイントから順番に回答することが重要です。そもそも面接(インタビュー)の時間は限られています。短時間に相手の聞きたいことを優先順位をつけて整理できず、だらだらと要を得ない答えをするのでは、相手にも内容が伝わりにくいものです。

3. 結論が見えない

上記の2.とも関係しますが、自分が言いたいことを一方的に述べるのではなく、「伝えたいことがしっかり伝わるように話をまとめる」ことは、社会人になってからも評価を大きく左右する要素です。面接官に「で、結論は何?」と思われないためには、しっかりと話の展開を考えることも必要と言えます。

おわりに

近年の人手不足は学生の就活にも影響を及ぼしています。就活ルールの見直しや内定の早期化は、人材確保に努めたいという企業側の意図の表れともいえるでしょう。とはいえ、採用する側が学生をふるいにかける基準が大きく変わることは考えにくいのも事実。今回の内容も参考にして、しっかり準備を進めていきましょう。

LIMO編集部