4. まとめ:元銀行員が伝えたい「住宅ローン見直し」の考え方
今回のシミュレーション(ローン残高3000万円・残り20年・現在の金利0.4%)では、変動金利が0.5%上昇すると月々の返済額は6547円増加します。
数字だけ見ると小さく感じるかもしれませんが、金利がさらに上昇した場合に備えた「余力」を、今のうちに確認しておくことが大切です。
銀行員時代の経験から、住宅ローンの見直しを考えるときに意識してほしいポイントをお伝えします。
- 「固定に切り替えるべきか」は家計の余力次第:固定金利は一般的に変動より高いため、切り替えれば月々の負担は増えます。ただし返済額が確定することで、将来の金利変動に左右されない安定した家計管理が可能になります。「多少の負担増でも先が読める方が安心」という方には、固定への切り替えが合う場合があります
- シミュレーションを「現実の数字」でやり直す:記事内のシミュレーションはあくまでモデルケースです。ご自身のローン残高・残り期間・現在の金利で計算し直し、1〜2%上昇した場合の月額を確認しておきましょう。それが家計を圧迫しない水準かどうかが、判断の基準になります
- これから購入を検討している方へ:建築資材の高騰で物件価格が上がり、金利も上昇局面という状況は、ローンを組む上で以前より厳しい環境です。「借りられる額」と「無理なく返せる額」は別物。物件価格に目を奪われず、月々の返済が収入の25〜30%以内に収まるかどうかを確認することをおすすめします
住宅ローンの選択に「絶対の正解」はありません。今の金利水準、自分の家計の余力、これからのライフプランを総合的に見て、判断していきましょう。
【免責事項】
本記事に掲載されている情報やシミュレーション結果は、試算条件に基づく一例であり、将来の金利動向や特定の金融商品の勧誘を保証・目的とするものではありません。実際の融資条件、金利、および返済額は金融機関や個人の契約状況によって異なります。住宅ローンの選択や契約に際しては、必ず各金融機関の最新の規定や情報を確認し、ご自身の責任においてご判断ください。
参考資料
和田 直子