3. 老後資金の準備で「NISA貧乏」にならないポイントを確認

40歳代は、教育費・住宅費といった支出のピークを迎えながら、親の介護や老後資金の準備も視野に入ってくる時期です。「何かしなければ」という焦りを感じる方もいるかもしれません。

ただ、焦りから生まれる判断には注意が必要です。

SNSでは「NISA貧乏」という言葉が話題になりました。

NISA枠を埋めることを優先するあまり、生活費に必要な資金まで投資に回してしまうケースです。

株高・円安に乗り遅れまいと、タイミングを狙った投機的な売買に手を出してしまうことも、老後資金の準備という観点では逆効果になりかねません。

投資の基本は、以下の2点です。

  • 近々使う予定のない「余裕資金」だけを投資に回す
  • 生活費の3〜6カ月分は「生活防衛資金」として手元に残しておく

老後資金を目的とするなら、「増える期待を持ちつつ、減るリスクを極力抑える」運用が基本です。

そこで選択肢として検討したいのが積立投資です。

毎月決まった日に決まった金額を自動で積み立てる仕組みで、価格が高い時期だけに集中して買ってしまうリスクを分散できます。ネット証券では数百円から始められるサービスも多く、まずは少額から試してみるのも一つの方法です。

40歳代の今だからこそ、「増やすこと」と「守ること」のバランスを意識した備えを、少しずつ積み上げていきましょう。

参考資料

和田 直子