日本は惜しくもブラジルに敗退し、ベスト16進出は叶いませんでしたが、「2026 FIFAワールドカップ(以下、W杯)」も、いよいよ決勝トーナメントの準々決勝(ベスト8)が出揃いました。
本記事では、地上波で見ることができる「準々決勝(ベスト8)以降の試合(7月9日以降)」のスケジュールを紹介します。記事後半では、過去最高を記録したFIFA収入の内訳と要因も解説します。
1. ベスト8に勝ち残っている国はどこ?
7月8日(日本時間)に行われたラウンド16を経て、ベスト8に勝ち残っている国と最新のFIFA世界ランキングは以下の通りです。
- フランス(3位)
- モロッコ(7位)
- スペイン(2位)
- ベルギー(9位)
- ノルウェー(31位)
- イングランド(4位)
- アルゼンチン(1位)
- スイス(19位)
今大会は出場国の枠が増えたことで、初参戦するアジアの国が多かったですが、ベスト8の残ったのは欧州の強豪とアルゼンチン、モロッコという顔ぶれになりました。
もっとも世界ランキングが低いのは、意外にもノルウェーの31位です。
欧州予選の苦戦などでランクを落としていましたが、本大会では怪物FW・アーロン・ハーランドを中心としたチームがうまくかみ合うようになってきており、史上初のベスト8進出を果たしました。
2. 【準々決勝以降】地上波の放送スケジュール
地上波では決勝トーナメントでもグループステージ同様に、NHK・日本テレビ系列・フジテレビ系列が放送を行っています。準々決勝以降は日本テレビ系列とフジテレビ系列は1試合のみで、その他の試合はNHK総合です。
2.1 【準々決勝】
- 7月11日(土)スペイン vs ベルギー 4:00〜 準々決勝(フジテレビ系列)
- 7月12日(日)ノルウェー vs イングランド 6:00〜 準々決勝(NHK総合)
2.2 【準決勝】
- 7月15日(水)【フランス vs モロッコの勝者】vs【スペイン vs ベルギーの勝者】 4:00~ 準決勝(日本テレビ系列)
- 7月16日(木)【ノルウェー vs イングランドの勝者】vs【アルゼンチン vs スイスの勝者】 4:00〜 準決勝(NHK総合)
2.3 【3位決定戦】
- 7月19日(日)6:00〜 3位決定戦(NHK総合)
2.4 【決勝】
- 7月20日(月)4:00〜 決勝(NHK総合)
NHK総合でリアルタイムで放送されている試合に関しては、「NHK ONE」でも配信されています。試合が行われる時間帯にテレビで視聴できる環境にない人は、スマートフォンからアプリ経由で楽しむのもありでしょう。
3. 地上波で放送されない試合は?
残り試合も少なくなってきましたが、以下の準々決勝2試合は地上波では放送されません。
- 7月10日(金)フランス vs モロッコ 5:00〜 準々決勝
- 7月12日(日)アルゼンチン vs スイス 10:00〜 準々決勝
リアルタイムで観戦できるのは全104試合を配信しているDAZNだけで、NHK BSP4Kでは同日夜に録画が放送されます。なお、DAZNは準決勝以降の試合に関しては、アカウントを作成すれば、無料で視聴することができます。
4. FIFAの2026年北中米大会の収入は前大会の約1.5倍!
国際サッカー連盟(FIFA)が発表している財務データによると、2026年北中米大会に向けた4年サイクル(2023~2026年)の総収入は約130億ドルに達する見込みです。
さらに、大会が開催される2026年単年の総収入予算だけでも、史上最高となる89億1100万ドルを記録。これは2022年カタール大会(単年実績:57億6900万ドル)の約1.5倍に相当します。
収入の内訳は以下の通りです。
- テレビ放映権/2022年カタール大会:29億5800万ドル→2026年北米大会年:約39億2500万ドル(約1.3倍)
- チケット&ホスピタリティ/2022年カタール大会:9億2900万ドル→2026年北米大会年:約30億1700万ドル(約3.2倍)
- マーケティング権利(スポンサー)/2022年カタール大会:14億2400万ドル→2026年北米大会年:約17億8600万ドル(約1.3倍)
- ライセンス権利/2022年カタール大会:2億7000万ドル→2026年北米大会年:約1億1100万ドル(約0.4倍)
- その他収入・所得/2022年カタール大会:1億8600万ドル→2026年北米大会年:約7200万ドル(約0.4倍)
※2022年は確定実績値、2026年は予算案の数値
一部減少している項目もありますが、テレビ放映権やスポンサー料といった主要ビジネスが順調に拡大しており、なかでも「チケット&ホスピタリティ」は約3.2倍と驚異的な跳ね上がりを見せています。
この背景には、北米のスタジアムが巨大なキャパシティを持つことに加え、1試合あたりのチケット単価が高く設定されていることがあります。
さらに、富裕層向けの「高級ホスピタリティパッケージ(高級ラウンジや食事付きのVIP席)」の需要が桁違いであることも、過去最大の収入を牽引する要因です。
また、今大会から出場チーム数が32カ国から48カ国へ、試合数も64試合から104試合へと大幅に増加したことも、全体の収入を大きく押し上げています。
一方で、こうした収入を重視する姿勢(商業主義)の弊害として、超過密日程による選手への負担増や、一般サポーターの経済的排除といった深刻な問題も表面化しています。特に高額すぎるチケット代は現地ファンの怒りを買っており、本来は非営利団体であるはずのFIFAのあり方については、今後も強い議論が続くことになりそうです。


