次回の年金支給日は8月14日です。年金は、6月の支給日から2026年度の金額での支給となっています。2026年度の年金は国民年金が1.9%、厚生年金が2.0%増額されています。
会社員や公務員は、国民年金に加えて厚生年金も受け取れます。受給額が増える分、月15万円以上の受給も視野に入ってくるでしょう。
実際に月15万円以上の年金を受け取っている人は、どれくらいいるのでしょうか。この記事では、2026年度の年金額例や、厚生労働省の統計から月15万円以上を受け取る人の割合を確認します。
あわせて、自分の年金見込額を確かめる方法も見ていきましょう。
1. この記事の3つのポイント
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厚生年金受給者のうち、月15万円以上を受け取っている人は49.8%とほぼ半数 -
男性は68.8%、女性は12.3%が月15万円以上を受給と、男女差が大きい -
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2. 年金「月15万円」もらえる人は何パーセント?
厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、年金受給者の平均受給月額と、月15万円以上受け取っている人の割合を見てみましょう。
〈全体〉平均年金月額:15万289円
〈男性〉平均年金月額:16万9967円
〈女性〉平均年金月額:11万1413円
※国民年金の金額を含む
割合(全体:1608万5696人)
- 10万円未満の割合:19.0%
- 10万円以上の割合:81.0%
- 15万円以上の割合:49.8%
- 20万円以上の割合:18.8%
- 20万円未満の割合:81.2%
- 30万円以上の割合:0.12%
平均受給月額は15万円台です。「月15万円の年金」は厚生年金受給者全体の平均に近い水準といえるでしょう。内訳を見てみると、15万円以上の年金を受け取っている人は全体の49.8%となっています。約半数の人が15万円以上の年金を受け取っていることから、レアケースではないことがわかります。
なお、上記の金額は税金や社会保険料を差し引く前の額面金額です。実際に手元に入ってくるお金は、上記の金額とは異なることを押さえておきましょう。
2.1 男女で差はある?
では、同様の調査で男女で受給額に差はあるのか、1万円未満から30万円以上までの人数分布で確かめてみましょう。
男性(合計:1067万9944人)
- ~1万円:3万446人
- 1万円以上~2万円未満:1万257人
- 2万円以上~3万円未満:5404人
- 3万円以上~4万円未満:5185人
- 4万円以上~5万円未満:1万4747人
- 5万円以上~6万円未満:3万9134人
- 6万円以上~7万円未満:13万4214人
- 7万円以上~8万円未満:23万186人
- 8万円以上~9万円未満:26万278人
- 9万円以上~10万円未満:26万99人
- 10万円以上~11万円未満:29万8838人
- 11万円以上~12万円未満:37万6357人
- 12万円以上~13万円未満:45万6689人
- 13万円以上~14万円未満:54万9337人
- 14万円以上~15万円未満:65万7775人
- 15万円以上~16万円未満:76万4713人
- 16万円以上~17万円未満:85万3718人
- 17万円以上~18万円未満:92万6462人
- 18万円以上~19万円未満:95万5327人
- 19万円以上~20万円未満:91万3998人
- 20万円以上~21万円未満:82万204人
- 21万円以上~22万円未満:68万2702人
- 22万円以上~23万円未満:50万9842人
- 23万円以上~24万円未満:34万1191人
- 24万円以上~25万円未満:22万4720人
- 25万円以上~26万円未満:14万7563人
- 26万円以上~27万円未満:9万2856人
- 27万円以上~28万円未満:5万4156人
- 28万円以上~29万円未満:2万9810人
- 29万円以上~30万円未満:1万4935人
- 30万円以上~:1万8801人
女性(合計:540万5752人)
- ~1万円:1万2953人
- 1万円以上~2万円未満:3880人
- 2万円以上~3万円未満:2万9993人
- 3万円以上~4万円未満:6万3025人
- 4万円以上~5万円未満:6万1945人
- 5万円以上~6万円未満:6万9313人
- 6万円以上~7万円未満:18万892人
- 7万円以上~8万円未満:34万8764人
- 8万円以上~9万円未満:54万1901人
- 9万円以上~10万円未満:75万1358人
- 10万円以上~11万円未満:81万3990人
- 11万円以上~12万円未満:69万5128人
- 12万円以上~13万円未満:52万2466人
- 13万円以上~14万円未満:37万4169人
- 14万円以上~15万円未満:27万1489人
- 15万円以上~16万円未満:20万322人
- 16万円以上~17万円未満:14万7604人
- 17万円以上~18万円未満:10万5489人
- 18万円以上~19万円未満:7万1561人
- 19万円以上~20万円未満:4万8617人
- 20万円以上~21万円未満:3万3387人
- 21万円以上~22万円未満:2万1931人
- 22万円以上~23万円未満:1万4116人
- 23万円以上~24万円未満:8813人
- 24万円以上~25万円未満:5491人
- 25万円以上~26万円未満:3233人
- 26万円以上~27万円未満:1811人
- 27万円以上~28万円未満:927人
- 28万円以上~29万円未満:479人
- 29万円以上~30万円未満:223人
- 30万円以上~:482人
男性は68.8%、女性は12.3%が月15万円以上の年金を受け取っています。男性は約7割ですが、女性は1割程度と大きく差が開いている状況です。
現在受給している世代は、厚生年金への加入期間や現役時代の賃金、働き方などに男女差が見られました。こうした背景が、年金額にも影響していると考えられます。今後受給を始める世代は共働きの人が増えることから、男女の受給差は多少縮む可能性があるでしょう。
次章では、2026年度のモデル年金額を紹介します。
3. 【モデル金額】2026年度の国民年金・厚生年金の金額
日本年金機構によれば、2026年度のモデル金額は以下のとおりです。
- 国民年金:7万608円
- 厚生年金:23万7279円
国民年金の金額は、20歳から60歳までの40年間、国民年金保険料をすべて納付した場合の受給額です。納付猶予など保険料を納めていない期間がある場合は、その期間に応じて年金が減額されます。
また、厚生年金は、平均標準報酬45万5000円で40年間就業した場合に受け取れる「老齢厚生年金+夫婦2人分の老齢基礎年金」の金額です。1人で上記の金額を受け取れるわけではない点に注意しましょう。
厚生労働省では、より詳細な加入経歴別の年金額も公表しています。
- 厚生年金期間中心の男性:17万6793円
- 国民年金第1号期間中心の男性:6万3513円
- 厚生年金期間中心の女性:13万4640円
- 国民年金第1号期間中心の女性:6万1771円
- 国民年金第3号期間中心の女性:7万8249円
実際に上記の金額が受け取れるとは限りませんが、老後のライフプランの参考とするには有用です。自分の年金加入履歴を振り返り、どのモデルが最も近いか確かめてみましょう。
年代別(60歳代〜80歳代)の平均年金月額をより詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考ください。
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次章では、自分の年金見込額の確かめ方を解説します。



