”ほったらかし”でできる資産の増やし方

初めてでも忙しくても始めやすい

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長く続けることで黒字化の波に乗る

では実際に積立投資をおこなった場合、どのように投資資金が積み上がっていくかをみてみましょう。

下の図は、日経平均株価(日経225)に連動した投資成果を目指すAファンドを、毎月1万円ずつ、2009年3月から2019年2月までの10年間(120カ月)積み立てていた場合のシミュレーションです。


図を見てもわかるとおり、積立開始から44カ月目にあたる2012年10月末時点まで、実際の投資額に対して、運用資産の評価額はなかなかプラスになりませんでした。

しかし、その後2012年11月にプラスになってからは、評価額が完全に「黒字化」し、順調に資産が積み上がっていることがわかります。

このように、積立というのは、始めてすぐに利益が期待できるものではないものの、数年間にわたってコツコツと「種まき」を続けることで、「開花」後は順調に資産を増やしていくことができるのです。

短期間で積立をやめてしまうと、結果として損失だけが残り、それまでかけてきた時間も無意味になってしまいます。ですから、価格の上下変動に一喜一憂せず、長期間‟ほったらかし“にすることが大切なのです。

運用のプロに金融商品の選定をお任せして、‟ほったらかし“にすることで利益を増やしていく。「投資信託」は、忙しい世代のみなさんにまさにぴったりではないでしょうか。

現在は、税制面で大きなメリットのある公的な制度、NISA(ニーサ=少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ=個人型確定拠出年金)もありますので、ぜひ上手に活用して資産形成に役立ててくださいね。


貯金も節約もできない人でもお金が増える方法
著者:篠田尚子
出版社:かんき出版
単行本:192ページ

篠田 尚子

参考記事

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執筆者
篠田 尚子
  • 篠田 尚子
  • 楽天証券経済研究所
  • ファンドアナリスト

慶應義塾大学法学部卒業後、国内銀行にて個人向け資産運用相談業務を経験。2006年よりロイター・ジャパン(現リフィニティブ・ジャパン)傘下の投信評価機関リッパーにて投資信託のデータ分析、評価、市場調査を担当した後、2013年11月楽天証券経済研究所入所。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。