では、自分のもとに新人や部下がやって来た場合、どのように育てればいいのでしょうか。まずは、「厳しく叱って育てる」方法について考えてみましょう。相手の失敗に対して厳しく叱れば、同じミスの繰り返しを防ぐ効果が高まります。根拠を添えてきちんと叱れば、相手の成長にも繋がるでしょう。

しかし、何度も叱られた部下は「行動に自由がない」「怒られたくないから大人しくしておこう」と考えやすくなります。自主性を失う、不満が募るといったリスクが高まっていくでしょう。

では、「褒めて育てる」方法はどうでしょうか。相手のいい部分を褒めることで、「自分にはこんな長所があるんだ」「この能力をもっと伸ばしたい」と意欲的にさせる効果が得られます。

しかし、その一方で「上司からの指示を待っていたらいい」「褒められているのに出世しないのはおかしい」と捉えてしまうケースも。このような状況に気づいた場合、上司がすぐに指導方針を変える必要があります。

まとめ

部下のうまくやる気を引き出すのも、上司としての腕の見せ所と言えるはず。相手の意欲が低下するような言葉ではなく、「この人と一緒に頑張りたい」と思わせる言葉を選びましょう。叱ってばかり、褒めてばかりといった極端な接し方でなく、バランスよく指導するのもポイントですよ。

 

LIMO編集部