4. 監修者コメント:「平均」を知った次に、何を確認すればいいのか
今回のデータを見ると、モデル額の23万7279円という数字は、あくまで一つの目安に過ぎないことがよく分かります。実際の受給額は年齢によっても、男女によっても大きな差があります。
銀行の窓口でも、「思っていたより年金が少ない」という方によくお会いしました。記事中でご紹介したシミュレーションのように、額面から1万円前後が引かれるケースも珍しくありません。手取り額をもとに生活設計を考えることが大切です。
また、厚生年金は現役時代の働き方が色濃く反映される制度です。将来の受給額を増やしたい場合は、厚生年金への加入期間を延ばす、繰下げ受給を検討するなど、今からできる選択肢を確認しておくとよいでしょう。
「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」では、ご自身の見込み額をいつでも確認できます。今回紹介した年齢別のデータと見比べながら、ご自身の受給見込みが平均と比べてどのあたりに位置するのか、一度確認してみることをおすすめします。
5. まとめ
本記事では、2026年度の年金額や年金額改定通知書・年金振込通知書の見方について解説しました。
年金から税金や社会保険料が差し引かれる場合があり、額面と手取り額は同じではありません。
また、実際の受給額はモデル額と異なり、年齢や男女によっても大きな差があります。
自身の受給見込額を確認し、今後の生活設計に役立てていきましょう。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構「厚生年金保険の保険料」
- 日本年金機構「令和8年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
鶴田 綾
