4. まとめにかえて
今回みてきたとおり、60歳代二人以上世帯の貯蓄は平均2683万円・中央値1400万円でした。
還暦を迎える人の調査でも、貯蓄500万円未満が5割、2000万円以上が2割と、お金事情には大きな開きが見られます。
私はかつて証券会社で多くのお客様の資産運用に携わってまいりましたが、これほど貯蓄額に開きがあるからこそ、平均の数字だけに一喜一憂してはいけないと現場で強く実感してきました。
物価の上昇によってお金の価値が目減りしていくいま、大切なのは周囲と比較することではなく、まずはご自身の「現在の貯蓄額」と「毎月の収支」を可視化することです。
その上で、記事の後半でお伝えした「2つの備え方」を参考に、ご自身のライフプランに合った具体的な資産防衛のステップを一歩ずつ踏み出してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」
- 総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)5月分(2026年6月19日公表)」
- PGF生命「2026年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」
安達 さやか