3. これからの40歳代、どう備える?
貯蓄と年金のデータをふまえ、40歳代ができる備えを2つの視点からみていきましょう。
3.1 時間を味方につけて積み立てる
40歳代は、定年まで20年前後の時間が残されている世代です。
新NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)といった税制優遇制度を使い、長期で少しずつ積み立てることで、時間を味方につけやすくなります。
預貯金で生活防衛資金を確保したうえで、無理のない金額からはじめるのが基本でしょう。
ただし、投資には元本割れのリスクがあります。
金融商品や投資方法などによってリスクが異なるため、ご自身の家計や考え方、リスク許容度に合うものを無理のない範囲で検討したいところです。
3.2 世帯のかたちに合わせて家計を整える
単身世帯は、家計をひとりで支える前提のため、急な出費や収入の途絶えに備えた手元資金を厚めにしておくと安心です。
二人以上世帯は、教育費や住宅ローンと並行しながら、無理のない範囲で老後資金の準備も進めたいところ。
世帯のかたちによって優先順位は変わります。
4. まとめにかえて
今回みてきたとおり、40歳代の貯蓄は二人以上世帯で平均1486万円・中央値500万円、単身世帯で平均859万円・中央値100万円となっています。
世帯のかたちによって差があり、「貯蓄ゼロ」も単身世帯では約3人に1人と少なくありません。
厚生年金を月20万円以上受け取る人は約5人に1人で、公的年金だけに頼らない備えの大切さがうかがえます。
定年まで時間がある40歳代は、資産形成を始めるのに適した時期。まずは家計を確認し、できる範囲で準備を始めたいですね。
参考資料
安達 さやか