2. 【資産配分の基本】預貯金・債券・株式の特徴を知って割合を決める

給付金制度は生活を支えてくれるものの、まずは自助努力により生活を考えるべきです。老後に向けて資産をどのように築くか、築いた資産をどのように使うかを考えることが重要です。

老齢期はリスクを取った運用が難しくなるため、各資産の特徴を理解したうえで配分を考える必要があります。

理由は、資産ごとに「安全性」と「増やす力」が大きく異なるからです。代表的な3つの資産を整理してみましょう。

2.1 預貯金

預貯金は、元本割れがなく、いつでも引き出せる安全性が強みです。一方で金利は低く、物価が上がる局面では実質的な価値が目減りします。

そのため、生活費の数年分など、すぐ使うお金の置き場所に向いています。

2.2 債券

債券とは、国や企業にお金を貸し、利息を受け取る金融商品です。株式より値動きが穏やかで、預貯金より高い利回りを期待できます。安全性と収益性のバランスを取る「中間的な資産」と位置づけられます。

2.3 株式

株式は、値動きが大きく元本割れのリスクもありますが、長期では高い成長が見込めます。インフレに強い点も特徴です。当面使う予定のない余裕資金で持つのが基本となります。

たとえば「すぐ使うお金は預貯金、当面使わないお金の一部を債券や株式へ」と色分けすれば、安全性を保ちながらインフレ対策も両立できます。