3. 令和6年度最新データから見る!注文住宅の費用と住宅ローンの実態
注文住宅を検討する際、最も気になるのが「実際いくらかかるのか」「ローンはどのくらいになるのか」というお金の事情です。ここでは、「令和6年度住宅市場動向調査報告書」をもとに、注文住宅の費用や住宅ローンに関する実態をご紹介します。
3.1 購入資金の平均と「中央値」
土地を購入して注文住宅を新築した世帯の購入資金の平均は6188万円ですが、金額を低い順に並べた際にちょうど真ん中となる「中央値」は5030万円です。
一部の高額物件が平均値を押し上げている可能性があるため、実際には5000万円前後が一つの目安と考えられます。
一方、すでに土地を所有しており建て替えを行った世帯では、購入資金の平均は5214万円、中央値は3900万円となっています。
3.2 建築費と土地代の内訳
家づくりにかかる費用を建築費と土地代に分けてみると、住宅建築資金(建築費)の全国平均は4695万円、土地購入資金(土地代)の全国平均は2082万円でした。
都市部では土地代が占める割合が高くなる傾向があり、限られた予算の中で土地と建物にどのように配分するかが、後悔しない家づくりのポイントといえます。
3.3 住宅ローンの年間返済額と金利タイプ
注文住宅を取得した世帯のうち、住宅ローンを利用している人は73.6%に上ります(新築世帯に限ると78.8%)。
住宅ローンの年間返済額は全国平均で144.8万円(月額約12万円)で、世帯年収に占める年間返済額の割合(返済負担率)は18.4%となっています。
また、住宅ローン利用者の84.5%(三大都市圏では96.5%)が変動金利型を選択しており、低金利を背景に変動金利を選ぶ人が多数を占めていることも近年の特徴です。