近年、行政手続きのオンライン化やスマートフォンのアプリを活用した地域経済の活性化が全国の自治体で進んでいます。

一方で、「スマートフォンの操作に不安がある」「ガラケーから切り替えるきっかけがない」というシニアの方も少なくありません。

そのような中、東京都ではシニア世代の情報格差を解消し、より便利な暮らしをサポートするため、「高齢者のデジタルデバイド解消に向けたスマートフォン活用支援事業」を実施しています。

本記事では、東京都三鷹市の「高齢者スマートフォン購入費助成事業」のホームページに記載された内容を参考にし、LIMO編集部がオリジナルで作成した表も交えて、分かりやすく解説します。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【東京都高齢者スマートフォン購入費助成事業】高齢者のスマートフォン購入で最大3万円を助成

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自治体独自の給付金

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この事業は、都内に住むシニアの方が初めてスマホを購入する際の費用を助成する制度です。

単に本体代金を補助するだけでなく、購入後にスムーズに使いこなせるよう「スマホ教室の受講」がセットになっているのが大きな特徴です。

ガラケーからスマホへの買い替えを検討されている方以外にも、マイナンバーカードを読み取れないような古いスマホ(古いOSの機種など)から最新機種への変更を考えている方も対象となる場合があります。

対象者の詳細や利用に関する注意点をまとめました。

2. 【東京都高齢者スマートフォン購入費助成事業】「高齢者スマートフォン購入費助成事業」の概要

事業を実施している自治体(予定を含む)は以下のとおりです。

  • 千代田区
  • 港区
  • 新宿区
  • 文京区
  • 台東区
  • 墨田区
  • 大田区(実施予定)
  • 渋谷区(7月15日実施予定)
  • 中野区
  • 杉並区
  • 豊島区
  • 北区
  • 荒川区
  • 江戸川区
  • 八王子市
  • 三鷹市
  • 府中市
  • 町田市(7月1日実施予定)
  • 東村山市
  • 東大和市
  • 武蔵村山市

※令和8年6月12日時点の情報です。最新の実施時期等につきましては、お住まいの自治体までお問い合わせください。

この中から、三鷹市のケースをくわしく見ていきましょう。

三鷹市のケース:高齢者スマートフォン購入費助成事業2/4

物価高騰対策

出所:東京都三鷹市「高齢者スマートフォン購入費助成事業について」に記載の内容を基にLIMO編集部作成

対象となる要件と助成される金額・経費は以下の通りです。

補助対象者(以下のすべての要件を満たす必要あり)

  • 住民登録:事業実施区市町村に住民登録があること(三鷹市は本事業を実施しています)
  • 年齢:令和9年3月31日時点で満65歳以上の方
  • 目的:ご自身が使用する目的で、初めてスマホを購入する方(※ガラケーや、NFC認証機能のない古いOSのスマホからの機種変更契約を行う方も対象です)
  • 期間と手続き:令和8年4月20日~令和9年2月28日の期間内に指定店舗にて、購入からスマホ教室の受講、助成金の申請までの手続きを実施した方
  • アプリ等の登録:「東京都LINE公式アカウント」の友だち登録、「東京都公式アプリ」の新規登録、および「みたか地域ポイントアプリ」のインストールをした方

※「古いOS」とはiOS15以下またはAndroid10以下のOSを指します。
※「NFC認証機能」とは、マイナンバーカードを読み取るような、スマホを近づけるだけで通信ができる機能のことです。

助成金額
最大3万円(対象経費の合計額、1人1回限り)

助成対象経費
以下になります(すべて消費税を含みますのでご注意ください)。

  • データ通信契約をしたスマホ本体購入費
    ※マイナンバーカードを読み取れるNFC認証機能・音声入力機能搭載で、iOS16以上またはAndroid11以上のものに限る
  • 充電器購入費(スマホ本体に同梱されていない場合で、スマホ購入と同時に購入した1個分の料金に限る)
  • 契約事務手数料
  • アカウント設定料(Apple IDまたはGoogleアカウントの設定費用)
  • データ移行手数料
  • その他手数料

次では、購入から申請までの流れと必要な持ち物を見ていきましょう。

3. 【東京都高齢者スマートフォン購入費助成事業】購入から申請までの流れと必要な持ち物

制度を利用するためには、市が指定した店舗での手続きが必要です。申請の流れや、当日の持ち物を確認しておきましょう。

購入から申請までのステップ

  1. 指定店舗に電話で予約:ご来店の際は事前に指定店舗に電話で予約。予約の際に助成を利用することを伝えます。
  2. 指定店舗でスマホを購入:予約した店舗へ行き、要件を満たすスマートフォンを購入・契約。
  3. スマホ教室を受講:同店舗にてスマホ教室を受講。
  4. 指定店舗で補助金の申請:店舗にて補助金の申請手続きを行います。

※助成対象者への振込予定は、申請した月の翌々月末になります。

申請時の持ち物

  • 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
  • 本人名義の通帳またはキャッシュカード

申請期間
令和8年4月20日 ~ 令和9年2月28日

※申請期間内であっても、自治体の予算に達した場合はその時点で受付終了(終了のお知らせは市ホームページ等に掲載)となります。利用を検討されている方は、早めの手続きをおすすめします。

なお、本事業の助成を受けるには、自治体指定の店舗で購入・申請を行う必要があります。

ここまでご紹介した内容は三鷹市の例です。自治体によってスケジュールや申請方法が異なるため、各自治体のホームページでご確認ください。

4. 【東京都高齢者スマートフォン購入費助成事業】まとめ

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自治体独自の給付金

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高齢者スマートフォン購入費助成事業は、シニア世代にとって非常に心強い制度です。

特に、東京都の公式アプリの導入も要件に含まれており、購入後すぐに地域の便利なデジタルサービスを活用できる仕組みになっているのは大きなポイントと言えるでしょう。

予算上限に達し次第終了となるため、都内にお住まいでスマホへの移行を考えている方や、ご家族のなかに買い替えを検討されているシニアの方がいる場合は、ぜひこの機会に利用を検討してみてはいかがでしょうか。

※2026年7月3日11時14分に読者から指摘をいただい一部修正しています。

参考資料

LIMO編集部社会保障解説班