2. 【年金だけで生活はできる?】みんなの平均受給額をみる、厚生年金は平均15万円台!

2.1 厚生年金・国民年金の平均月額

老後の収入の柱となる公的年金について、厚生労働省「令和6年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2025年12月公表)のデータを確認します。

厚生年金(老齢基礎年金を含む)の平均月額は15万289円です。男女別では、男性が16万9967円、女性が11万1413円で、5万8554円の差があります。

一方、国民年金(老齢基礎年金)の平均月額は5万9310円です。自営業者や第3号被保険者として国民年金のみに加入していた場合は、厚生年金に加入していた世帯と比べて受取額が少なくなる傾向にあります。

厚生年金(老齢基礎年金を含む)の平均月額2/3

厚生年金(老齢基礎年金を含む)の平均月額

出所:厚生労働省「令和6年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

2.2 2026年度の年金改定

厚生労働省は2026年1月23日、2026年度の年金額改定を発表しました。改定率は1.9%で、4年連続のプラス改定です。2026年4月分(6月支給)から新しい年金額が適用されています。

主な改定後の年金額は以下のとおりです。

  • 老齢基礎年金(満額):月7万0608円
  • 標準的な夫婦の年金額:月23万7279円

「標準的な夫婦」とは、夫が平均的な賃金(賞与込みで月額換算45万5000円)で40年間厚生年金に加入したモデル世帯です。妻は同じ40年間を第3号被保険者として過ごしたと想定されています。

この月23万7279円は税・社会保険料を引く前の額面です。家計調査の非消費支出率(実収入の約8.6%)をあてはめると、可処分所得は約21万7000円となります。消費支出24万2840円との差は約2万6000円で、家計調査の不足額(約2万2000円)と近い水準です。