個別銘柄では、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)が+6%超高の急騰となり、ファーストリテイリング(9983)も堅調に推移しました。

また、昨年12月に史上最大のIPOとして上場したソフトバンク(9434)が、取引時間中に年初来高値更新(上場来高値でもあります)となっています。終値は小幅下落となりましたが、公開価格(1,500円)を上回る値動きが定着しつつあるようです。

その他では、前々日に続きゲーム株が買われ、任天堂(7974)が大きく値を上げ、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)は再び年初来高値を更新したのが目を引きました。

さらに、業績好調の吉野家ホールディングス(9861)も年初来高値更新で引けています。

一方、ハイテク株の一角が売られ、オリンパス(7733)、村田製作所(6981)、NEC(6701)などが軟調に推移しました。

また、医薬品株にも売りが目立ち、エーザイ(4523)や塩野義製薬(4507)が安く推移し、キッセイ薬品工業(4547)は年初来安値を更新しています。

その他では、日本郵政(6178)、かんぽ生命(7181)、ゆうちょ銀行(7182)の“郵政トリオ”が下げ止まらず、揃って連日の上場来安値更新となったのが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、窪田製薬ホールディングス(4596)が一時+12%超高の爆騰となり、アンジェス(4563)やブライトパス・バイオ(4594)など他の医療バイオ関連株も堅調に推移しました。また、手間いらず(2477)も値を上げて年初来高値を更新しています。

葛西 裕一