毎日1~2回は子どもと外遊びをして、おもちゃには知育玩具を選び、暇さえあれば子どもと遊ぶ。隙を見つけては家事をこなし、ゆっくり椅子に座ってくつろいだり、自分の時間を過ごすことはゼロ。1人目の育児中は、今よりも「周囲から褒められるような家事育児」をしていたかもしれません。

しかし、3人の子を育てる今になって振り返ってみると、子どもに対して「わが子」というより、どこか「お客さん」と接しているような距離感でした。

「しっかり~すべき」でいっぱいの育児

1人目をワンオペ育児で育てていたときは、「この子の全てが自分にかかっている」という気負いがありました。外遊びをさせて運動神経を鍛えるのも、絵本や知育玩具で脳を育てるのも、ご飯を作り身体を育てるのも、生活リズムを整えるのも、全て自分一人にかかっている。

この重圧は、想像以上に「重い」もの。わが家にいるというのに、1日中気持ちがソワソワする日々でした。

ゆっくりソファでくつろぐような時間は、ほぼありません。少しでも子どもが暇そうだと、「しっかり」遊んであげる「べき」と思います。自分の育て方で本当に大丈夫だろうか、この子を100%活かしてあげられているだろうか、と不安に襲われることも。

1日中子どもと遊ぶのは、大人にとっては辛いところもあります。わが子とはいえ、朝から晩まで一対一でおままごとや電車遊びに付き合うのは難しいもの。児童館に行き、ふとした瞬間に「遊びに付き合うの疲れたなぁ」とボーっとしていると、同じような表情をしたママと目が合ったことも記憶に残っています。

最も評価対象になりやすい「母親」という役割