初夏の爽やかな風が吹き抜け、サッカーワールドカップの熱気が最高潮を迎えている2026年6月初旬。明日6月19日にはグループステージの注目カード「チェコvs南アフリカ」の一戦が日本時間午前1時からキックオフとなります。
日本テレビで視聴可能です。初戦を落とした両国にとって、決勝トーナメント進出を懸けた極めて重要な一戦です。今回は、外務省やキリンホールディングスの調査結果をもとに、両国の経済的な特徴や日本との深いつながりについて解説します。
1. 【チェコ共和国】1人当たりのビール消費量「世界1位」32年連続!
チェコ共和国の国旗1/2
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外務省の基礎データによると、チェコは面積約7.9万平方キロメートル(日本の約5分の1)、人口約1091万人の中欧国家です。主要産業は自動車をはじめとする機械工業で、現地には280社もの日系企業が進出しています。
この堅実な経済基盤を支える同国において、もう一つの大きな顔が「ビール」です。キリンホールディングス株式会社が発表した調査によると、チェコの1人当たりビール消費量は148.8リットルに上り、1993年から32年連続で世界1位を維持しています。日本(33.7リットル、56位)の約4.4倍という圧倒的な数字を誇る、名実ともに世界一のビール大国なのです。
2. 【南アフリカ共和国】「プラチナ・マンガンなど」アフリカを牽引する資源大国
南アフリカ共和国の国旗2/2
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対する南アフリカは、面積約122万平方キロメートル(日本の約3.2倍)、人口約6400万人を抱えるアフリカ大陸有数の経済大国です。主要産業はプラチナやマンガンなどの鉱業で、日本にとっても自動車の触媒などに必要なプラチナや鉄鉱石の重要な輸入元であり、日本の基幹産業を支える極めて重要なパートナーであるといえるでしょう。
スポーツインフラの面では、2010年にアフリカ大陸で唯一となるW杯自国開催を成功させた確かな実績を持っています。さらに前述のキリンの調査では、南アフリカのビール総消費量は前年比4.5%増の458.6万キロリットルとなり、世界7位へと躍進。1人当たり消費量でも75.2リットル(世界18位)を記録する、アフリカ屈指の巨大市場を有しています。
3. まとめにかえて
チェコは欧州のものづくりを支え、南アフリカは日本の自動車産業に不可欠なレアメタルを供給しています。一見すると遠い国のサッカーの試合ですが、私たちの乗る自動車やビジネスの現場において、両国は切っても切れない重要なパートナーです。
さらに、日本にも馴染み深いビール市場において、両国が世界トップクラスの規模を誇るという共通点も、私たちにとって親近感が湧くポイントと言えます。単に試合の勝敗を一喜一憂するだけでなく、こうしたマクロ経済のつながりを知ることで、世界の動きがより身近に感じられるはずです。
両国の国力に思いを馳せながら、熱い戦いを応援してみてはいかがでしょうか。ビジネスのネタとしても、非常に興味深い視点が得られるに違いありません。ピッチ上の熱戦の裏側にある経済のドラマを知ることで、W杯観戦がより刺激的な時間に変わることを期待しています。
参考資料
- 外務省ウェブサイト「チェコ共和国(Czech Republic)基礎データ」
- 外務省ウェブサイト「南アフリカ共和国(Republic of South Africa)基礎データ」
- キリンホールディングス株式会社「ニュースリリース「2024 年 世界主要国のビール消費量」引き続き中国が首位、総消費量は 2023 年より微増。」
- FIFAワールドカップ2026
- NHKリリース「今週開幕!「FIFA ワールドカップ 2026」 NHKでの放送について」
- 日本テレビ「FIFAワールドカップ2026放送予定」
- フジテレビ「FIFAワールドカップ2026特設ページ」
- 配信コンテンツ | DAZN Japan
村岸 理美