メジャーリーグ(MLB)では、2026年8月3日(日本時間:4日)のトレードデッドラインを迎え、移籍市場が土壇場で大きく動きました。

今移籍市場でもっとも注目されていたサイヤング賞投手「タリク・スクーバル(Tarik Skubal)」選手のドジャース移籍が決まり、その決着を待っていたかのように、さまざまな大型トレードが成立しています。

日本人ファンにとって衝撃が走ったのは、2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で侍ジャパンの優勝に貢献した「ラーズ・ヌートバー(Lars Nootbaar)」選手の移籍です。

ドラフトで指名されて以降、長年所属していたセントルイス・カージナルスからアリゾナ・ダイヤモンドバックスにトレードされることが決定しました。

ダイヤモンドバックスといえば、大谷翔平選手や山本由伸選手が所属するドジャースと同じナ・リーグ西地区のチーム。現在、首位ドジャースを追いかけ、ワイルドカード争いの渦中におり、外野全ポジションを守れる左打者の獲得を急務としていました。

今回は、日本でも人気の高い「ラーズ・ヌートバー」選手にフォーカスし、経歴や年俸などを紹介します。

1. 本記事の3つのポイント

  •  ラーズ・ヌートバーがアリゾナ・ダイヤモンドバックスに電撃移籍した背景と詳細
  •  ラーズ・ヌートバーの経歴と年俸の推移を紹介
  •  実は年俸に匹敵!メジャーリーガーでもトップクラスのスポンサー収入

2. 激震が走った「ダイヤモンドバックス移籍」の背景とトレード詳細

今回のトレードが成立した背景には、ダイヤモンドバックスの主力外野手であるルルド・グリエルJr.選手の負傷離脱があります。その戦力補充のため、高い出塁率と優れた守備力を誇るヌートバー選手に白羽の矢が立ちました。

一方のカージナルスは、シーズン後半に向けてチームの再編と若手投手の確保を推進しており、来季までチーム保有権が残るヌートバー選手を放出する代わりに、将来性の高い有望株を獲得する決断を下しました。

ダイヤモンドバックスは今季残り期間の給与(概算で約150万ドル)を引き継ぎ、対価として以下の若手プロスペクトの右投手「ダニエル・イーガン(Daniel Eagen)」選手を放出して取引をまとめました。

3. 2023年のWBCで一躍人気者になった28歳

ラーズ・ヌートバーは1997年生まれの28歳。アメリカ・カリフォルニア州出身で、南カリフォルニア大学(USC)を経て2018年のMLBドラフト8巡目でセントルイス・カージナルスに入団しました。

2021年にメジャーデビューを果たすと、持ち前の選球眼と力強い打撃、そしてハッスルプレーで存在感を発揮します。

日本人の母を持つ縁から、2023年にはWBC日本代表のメンバーに選出。「ペッパーミル・パフォーマンス」で日本中にフィーバーを巻き起こし、チームの世界一奪還に大きく貢献しました。

2026年シーズンはオフの足かかと手術の影響で6月に遅れて復帰したものの、復帰後は巧打と好守で健在ぶりをアピール。ドジャースと同じナ・リーグ西地区のライバル球団へ移籍したことで、見逃せない注目の対戦が増えることになりそうです。