2. 2028年4月からの遺族厚生年金見直し、対象となるのは?
2028年4月から施行される「遺族厚生年金」の見直しで、主な対象となるのは「18歳年度末までのこどもがいない方」です。
変更内容は男女で異なるため、それぞれについて見ていきましょう。
2.1 【女性】30歳代も5年間の有期給付へ
施行直後から5年間のみ支給される「有期給付」の新たな対象となるのは、2028年度末時点で40歳未満の女性です。
実は、20歳代の女性に関しては、これまでの制度でもすでに5年間の有期給付が適用されていました。
今回の見直しにより、30歳代の女性も新たに有期給付の対象に加えられます。
対象者数は、推計で年間約250人とされています。
2.2 【男性】新たに有期給付の対象が拡大
男性については、今回の見直しで給付内容が「拡充」されます。
これまで有期給付の対象外であった、18歳年度末までのこどもがいない60歳未満の男性が、新たに5年間の有期給付を受け取れるようになります。
推計によると、年間で約1万6000人もの男性が新たに対象となる見込みです。
これまで遺族厚生年金を受け取れなかった男性にとって、生活を立て直すための後押しとなる変更といえるでしょう。
著者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は日本生命保険相互会社出身の村岸理美、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)