日の光が入る時間が短かったり、ほどんとなかったりする「半日陰・日陰」のスペースは、梅雨の時期はとくに暗く感じることもありますよね。
「暗くなりがちな庭やベランダをパッと明るくしてくれる植物があったら…」と、植物選びに迷っている方もいるかもしれません。
そこで今回は、LIMOガーデニング部員が実際に神戸の半日陰の庭で「植えっぱなし」で育てている植物の中から、庭を明るく照らす黄色い花や明るい葉色が美しい「低木・多年草」3つを厳選しました。
環境になじめば、あまり手間をかけなくても、ほぼ植えっぱなしで育てやすく、庭のアクセントにもなってくれる頼もしい植物を、実際の写真と共にご紹介します。
1. 神戸の半日陰の庭に「植えてよかった」黄色い花が咲くの低木・多年草3選
神戸の半日陰の庭で育てている低木・多年草3つを紹介します1/10
LIMOガーデニング部撮影/ヒュウガミズキ
- 〈低木〉ビヨウヤナギ
- 〈低木〉ヒュウガミズキ
- 〈多年草〉リシマキア リッシー
今回は、低木2つ、そして多年草1つの合わせて3つを紹介します。
※本記事の情報は執筆時点(2026年6月15日)のものです。
※開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境によって異なりますので、ご注意ください。
2. 雨の日も晴れの日も美しい、初夏に咲く黄金色の花
2.1 〈低木〉ビヨウヤナギ(未央柳)
天を向いて輝くような黄色い花が次々咲きます2/10
LIMOガーデニング部撮影/ビヨウヤナギ
最初に紹介するのは、初夏の庭の主役のひとつ、低木「ビヨウヤナギ」です。
神戸の庭では、毎年6月頃、ちょうど梅雨の時期に、パッと大きな黄金色の花を次々と咲かせます。天を向いて咲く花は、ふわふわとした雄しべも含めてとてもキレイです。晴れの日はもちろん、梅雨の雨に濡れても、しっとりと咲く姿は風情があります。
半日陰の環境に馴染んで、ほとんど手を入れることなく植えっぱなしにしていますが、毎年この季節になると、たくさんの花を咲かせてくれています。植え付けは、日当たりの良い場所が良いとされていますが、環境が合っていれば半日陰でも花をつけてくれるようです。
枝が少し弓なりに、横に広がるように伸びており、現在は1mちょっとくらいの高さになっており、庭に立体感をプラスしてくれています。
花がない時期も、マットな質感の細長い葉が青々と茂ってくれています。ほとんど手がかからないので、個人的にも、初心者の方にもおすすめの低木です。
- 参考価格: 800円~1500円前後(5号ポット苗)
3. 控えめな淡いイエローの花と、初夏の瑞々しい新緑
3.1 〈低木〉ヒュウガミズキ(日向水木)
2026年3月中旬ごろ、淡い黄色の花がたくさん咲いています3/10
LIMOガーデニング部撮影/ヒュウガミズキ
次に紹介するのは、落葉低木の「ヒュウガミズキ」です。
春先、3月中旬ごろに淡い黄色の花を咲かせます。葉が芽吹く前に、小さなベル型の小花を、まさに「鈴なり」と言いたくなるほど、枝いっぱいに咲かせます。まだまだ彩りの少ない庭に、足元に咲くクリスマスローズとともに、花をさかせてくれます。
ヒュウガミズキも、日当たりの良い場所の方が花つきが良くなる庭木のようですが、うちの半日陰の庭でもたくさんの花を咲かせてくれています。
2026年6月、葉先が淡く色づいています4/10
LIMOガーデニング部撮影/ヒュウガミズキ
梅雨を迎えた今の時期は、丸みのあるハート型の葉を美しく茂らせています。葉脈がくっきりと入った葉は、新しいものは薄い紫に色づいて、緑へとグラデーションになっています。枝が細いこともあり、主張しすぎない爽やかな新緑が瑞々しい低木です。
樹高も低く、半日陰の庭でコンパクトにまとまっています。そのため、ほかの植物と重なっているなど、気になったときに剪定する程度で、ほぼほったらかしの感覚です。それでも毎年花を咲かせ、キレイな葉で庭を彩っています。秋には紅葉もして、四季の移ろいを感じさせてくれますよ。
- 参考価格: 1000円~2500円前後(苗木・ポットサイズにより変動)
4. 足元を明るいリーフと花で彩るグランドカバー
4.1 〈多年草〉リシマキア リッシ―
春に、まるで星のような明るい黄色の花を咲かせます5/10
LIMOガーデニング部撮影/リシマキア リッシー
最後に紹介するのは、地を這うように横に広がる這性(はいせい)の多年草「リシマキア リッシ―」です。
神戸の半日陰の庭で育てている「リシマキア リッシ―」という品種は、黄色の斑(ふ)が入った明るいグリーンの葉が美しいカラーリーフで、5月終わりごろから、まるで星のような鮮やかなイエローの小花を次々と咲かせています。
冬に迎えたばかりという、まだ新しい株ですが、ふんわりと横に広がってたくさんの花を咲かせてくれます。明るい色の組み合わせがとても鮮やかで、さまざまな植物の中でもパッと目をひく存在感があります。
水が足りなくなると、わかりやすくしおれて知らせてくれるうえ、急いで水をあげると元気に復活してくれる頼もしさも魅力です。このままグランドカバーとして庭に馴染んでくれるよう育てていきたいです。
参考価格: 300円~600円前後(3号ポット苗)
5. 植えっぱなし&手間の少ない〈低木・多年草〉で、梅雨の庭も美しく
雨に濡れても美しいリシマキア6/10
LIMOガーデニング部撮影/リシマキア リッシ―
今回は、神戸在住のガーデニング部員が、実際に半日陰の庭に「植えてよかった」と感じている、黄色い花が楽しめる低木・多年草3選を紹介しました。
半日陰や日陰の庭も、黄色い花や明るいカラーリーフの植物を取り入れることで、雰囲気を変えることもできますよ。雨の中でも美しい植物たちの姿を楽しめるのも梅雨の醍醐味ですね。
ご自宅の環境にしっくりと馴染む植物を見つけて、梅雨のガーデニングも楽しんでくださいね。
6. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い7/10
出所:LIMO編集部作成
さいごに、日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いも整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で生育する」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、花つきが悪くなる可能性が高いです。
可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
7. こちらの「ガーデニング」記事もおすすめ!
7.1 わが家の庭に「植えっぱなし」で、春から晩秋まで花が咲き続ける〈花穂が個性的で美しい多年草〉ホワイトカラー&立体感がおしゃれで素敵です
わが家の庭に「植えっぱなし」で、春から晩秋まで花が咲き続ける〈花穂が個性的で美しい多年草〉ホワイトカラー&立体感がおしゃれで素敵です
初夏から晩秋まで何度も咲き続ける多年草「ベロニカウィザーディング」の魅力をご紹介。美しい花穂を長く楽しむための切り戻しのコツや、長く咲かせるために外せない「色選びの注意点」まで詳しく解説します。
7.2 植えどきは今!秋までずっと咲く「猛暑や乾燥に強い花」ハッと目をひく〈鮮やかカラー〉が夏にぴったりな3品種
植えどきは今!秋までずっと咲く「猛暑や乾燥に強い花」ハッと目をひく〈鮮やかカラー〉が夏にぴったりな3品種
あまり手をかけずにガーデニングを楽しみたい方におすすめの「暑さ」「乾燥」に強い花3つを紹介します。今から植えると真夏も咲いて秋まで長く楽しめますよ。鮮やかなカラーが美しい、夏にピッタリの花に注目!
7.3 ほぼ植えっぱなし!「うちの庭に植えてよかった」半日陰&日なたの庭で、ほぼ手間いらずの〈多年草&カラーリーフ〉5選。約20年かけてつくった庭から厳選
ほぼ植えっぱなし!「うちの庭に植えてよかった」半日陰&日なたの庭で、ほぼ手間いらずの〈多年草&カラーリーフ〉5選。約20年かけてつくった庭から厳選
半日陰&日なたスペースのある福岡県の庭で20年以上ガーデニングを楽しむUさんが、実際に育てている植物の中から、植えっぱなしで毎年美しく育つ「植えてよかった」という植物をピックアップして紹介します。