株式市場の振り返り-日経平均株価は4日ぶり反落、売買代金は3日連続の1兆5,000億円台

2019年8月21日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 20,618円(▲58円、▲0.3%) 4日ぶり反落
  • TOPIX 1,497.5(▲9.2、▲0.6%) 4日ぶり反落
  • 東証マザーズ株価指数 882.4(+0.8、+0.1%) わずかに3日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:384、値下がり銘柄数:1,704、変わらず:61
  • 値上がり業種数:1、値下がり業種数:32
  • 年初来高値更新銘柄数:26、年初来安値更新銘柄数:71

東証1部の出来高は9億129万株、売買代金は1兆5,863億円(概算)となり、いずれも概ね前日並みでした。大きなニュースがない中、週末に米国で開催される世界中央銀行総裁シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控え、模様眺めムードが続きました。

売買代金は6日連続の2兆円割れで、さらに、3日連続の1兆5,000億円台は今年初の閑散相場となっています。

そのような中、日経平均株価は米国株の下落を懸念する形で終日マイナス圏での推移となりました。ただ、寄り付き直後に一時▲194円安まで下落した後は徐々に下げ幅を縮小し、大引け直前には▲51円安まで切り返す場面がありました。それでもプラス圏へ浮上することはなく、4日ぶりの反落で引けています。

なお、TOPIXも同じような値動きで4日ぶりの反落となり、終値も再び1,500ポイントを下回りました。また、下落率は日経平均株価より大きくなり、中小型株を含めた全般的に売りが優勢だったことを示唆しています。

東証マザーズ株価指数はかろうじて3日続伸、売買代金は11日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は5,688万株、売買代金823億円となりました。出来高は前日より減りましたが、売買代金は横ばいでした。個人投資家の物色意欲が停滞しており、売買代金は11日連続で1,000億円を下回っています。

なお、一部の主力株が買われたことなどから、株価指数はわずかに上昇し、3日続伸となりました。ただ、依然として900ポイント回復は遠いようであり、今後の展開は個人投資家の投資マインド回復次第と言えそうです。

ソフトバンクGが大幅下落、マツダ、コマツ、武田薬品工業などは年初来安値更新