個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が一時▲3%超安の大幅下落となりました。また、医薬品株の一角も売られ、株価上昇が続く第一三共(4568)が大幅反落となり、武田薬品工業(4502)は年初来安値を更新しています。

その他では、自動車関連でマツダ(7261)とアイシン精機(7259)が年初来安値を更新し、機械株ではコマツ(6301)も年初来安値更新となったのが目を引きました。

なお、昨年来から続く“タピオカドリンク・ブーム”の本命銘柄として物色対象となってきた神戸物産(3038)ですが、年初から株価が一時+2倍弱に上昇したこともあり(昨年末3,245円から6,380円へ)、利益確定売りの対象となっています。21日も大幅安となり、8月15日に付けた年初来高値(6,380円)から約▲16%下落したのが注目を集めたようです。

一方、数少ない値上がり銘柄の中では、東京エレクトロン(8035)が再び年初来高値を更新し、アドバンテスト(6857)も堅調に推移しました。

また、ゲーム株も買われ、任天堂(7974)が値を上げた他、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)とバンダイナムコホールディングス(7832)が揃って年初来高値更新となっています。

新興市場(東証マザーズ)では、シェアリングテクノロジー(3989)が連日のストップ高で引けました。3日連続ストップ安後、連日のストップ高とは、一体どうなっているんでしょうか。その他では、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス(6575)もストップ高となり、ブシロード(7803)は急騰して高値更新となっています。

葛西 裕一