友人のBさんの旦那さんは、料理はできるけれど掃除・洗濯は苦手。そのため旦那さんに掃除や洗濯はほとんど頼みませんが、土日はすべて料理を用意してもらうようにしているそうです。

好きなことなので、本人も積極的に取り組んでくれ、レパートリーもどんどん増えるのでBさんも毎週楽しみにしていると言います。料理をしてくれるだけあり、冷蔵庫の中もしっかり管理し、スーパーへ買い物に行くと買うべきものを覚えてくれているそう。すごく頼りになりますよね。

また、洗濯をお願いするときは、やり方に文句を言わないように気をつけているとのこと。洗濯する時は「なんでこのハンガー使わないの?」「干し方や畳み方が雑」など思うこともあるそうですが、自分も自分のやり方にあれこれ言われるのは嫌だから、お願いする以上は相手に文句は言わないとのことです。確かに、そこでヘソを曲げられて自分の負担が増えるよりは、多少のことは我慢して2人で協力した方がいいですよね。

おわりに

夫に自発的に家事や育児をやってほしいと思っても、昭和の経済成長期からバブルにかけて仕事一筋で生きてきた父親に育てられている世代なので、どのように振る舞えば良いのかわからないのかもしれません。しかし、「いろいろ指示するのが面倒だし、自分がやった方が早い」「嫌な顔されると思うとお願いしたくない」と思いあきらめてしまうと、会話も減り夫婦仲も悪くなってしまいます。

面倒かもしれませんが、お膳立てをしたりコミュニケーションをとることで「自分が将来的に楽になる」と、上手く夫にお願いしたり、水を向けたりすることが大切だと筆者は感じています。もちろん、感謝の気持ちを忘れないことは必須です。夫婦2人協力して子育てで大変な時期を乗り切っていけるといいですね。

勝目 麻希