4. 自分の見込額を確認して老後計画を立てよう
厚生年金(第1号)の受給権者1608万5696人のうち、月15万円以上を受け取る人は801万5484人で、全体の約49.8%でした。平均月額15万289円とほぼ重なる水準で、受給者は月15万円を境に半々に分かれています。
男女別では男性平均が16万9967円、女性平均が11万1413円で、月額約5万8000円の開きがあります。現役時代の加入期間と報酬が老後収入を大きく左右する構造です。
2026年度は国民年金(基礎年金)が1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が2.0%引き上げられ、6月15日に支給される4月分・5月分から新額が反映されます。短時間労働者への適用拡大も進むため、加入できる立場の人は厚生年金加入期間の延長を検討する余地もあります。
まずは「ねんきんネット」で自分の見込額を確認しましょう。50歳以上であれば、ねんきん定期便にも見込額が記載されています。老後収入が不足する想定の人は、繰下げ受給やiDeCo・新NISAでの上乗せを組み合わせて、月額1〜2万円単位で老後収入を底上げする計画を立ててみてはいかがでしょうか。
参考資料
苛原 寛