3. 2026年度の年金額例と直近の制度改正

3.1 2026年度の年金額は前年度から1.9%引き上げ

2026年度(令和8年度)の年金額は、国民年金(基礎年金)が1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が2.0%引き上げられました。新しい金額が実際に振り込まれるのは、2026年6月15日に支給される4月分・5月分からです。

【2026年度の主な年金額(月額)】

  • 老齢基礎年金(満額・1人分):7万608円(前年度比+1300円)
  • 厚生年金の標準的な年金額(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む):23万7279円(前年度比+4495円)

厚生年金の標準モデルは、夫が平均的な収入(賞与込みで月額換算45万5000円)で40年間就業し、妻が同期間ずっと専業主婦だった世帯を想定しています。この夫婦が65歳から受け取る合算月額が23万7279円です。

3.2 2025年6月成立の年金制度改正法で加入対象が広がる

2025年6月13日に成立した年金制度改正法では、短時間労働者への厚生年金適用拡大が一段と進みます。

企業規模要件と月額賃金要件(106万円の壁)の段階的な撤廃が決まり、これまで厚生年金に加入できなかったパート・アルバイトの人も加入対象に広がる見通しです。

厚生年金の加入期間が延びれば、将来の年金月額の底上げにつながります。