総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)4月分(2026年5月22日公表)」によると、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比1.4%の上昇となりました。

物価の上昇が続くと、現金や預貯金で持っているお金の実質的な価値が目減りする面もあります。

こうしたなか、これまで貯めてきた資産をどう守り、上手に使っていくかは、60歳代・70歳代にとって大きなテーマです。まずは同世代がどれくらい貯蓄を持っているのかをみていきましょう。

今回は、60歳代・70歳代の二人以上世帯の平均貯蓄額と中央値を確認したうえで、お金が「貯まる人」と「貯まらない人」の習慣の違いについても考えていきます。

1. 【60〜70歳代二人以上世帯】平均貯蓄額・中央値はいくら?

金融経済教育推進機構(J-FLEC)が2025年に公表した「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」によると、60歳代・70歳代二人以上世帯の金融資産保有額は次のとおりです。

※金融資産保有額とは、預貯金だけでなく株式、投資信託、生命保険などを含んだ金額です。ただし、日常的に使う普通預金の残高は含まれていません。

1.1 60歳代(二人以上世帯)の貯蓄額(平均・中央値)

  • 60歳代二人以上世帯:平均2683万円/中央値1400万円