3. 【米国債】100万円で「10年×利回り4.5%」のゼロクーポン債を買ったらどうなる?
ここからは、以下の条件でゼロクーポン債(ストリップス債)を購入したとして、将来いくらになるのかを具体的に試算してみましょう。
- 投資予算: 100万円
- 運用期間: 10年(残存年数10年)
- 利回り(複利): 4.5%
- 購入価格(単価): 64.08ドル(※額面100ドルに対して)
- 購入時の為替レート: 1ドル=160円
利回り4.5%の10年物ゼロクーポン債は、将来1万ドルになって戻ってくるチケットを、今なら「6500ドル前後(約35%引きのバーゲン価格)」で買えるという意味になります。
途中の利息が出ない代わりに、この「安く買って満期に満額で戻る」という仕組みが、自動的に「半年複利」の効果を生み出します。
今回の条件(単価約64.08ドル、1ドル=160円)で計算すると、1口あたり必要な日本円は約10万2500円。
予算100万円の中に収めようとすると、購入できるのは「9口」までとなります。
- 実際の投資額(円): 922,776円(残りの約7.7万円は日本円のまま口座に残すとします。)
- 満期時にもらえるドル: 9,000ドル(1口1,000ドル×9口)
つまり、今回のシミュレーションは「手元の約92.3万円を米国債に投資し、10年後に9,000ドルを受け取る」としてスタートすることになります。
3.1 円建て損益シミュレーション
では、投資した約92.3万円(5,767ドル)が、10年後の為替レートによって日本円でいくらになって戻ってくるのか、一覧表でチェックしてみましょう。
※上記は税金や買付手数料、為替手数料等を考慮していない税引前のシンプルな理論値です。
将来の為替(円/USD) 円建て受取額合計 損益
- 52.53円 472,776円 -450,000円
- 57.53円 517,776円 -405,000円
- 62.53円 562,776円 -360,000円
- 67.53円 607,776円 -315,000円
- 72.53円 652,776円 -270,000円
- 77.53円 697,776円 -225,000円
- 82.53円 742,776円 -180,000円
- 87.53円 787,776円 -135,000円
- 92.53円 832,776円 -90,000円
- 97.53円 877,776円 -45,000円
- 102.53円 922,776円 0円 損益分岐点
- 107.53円 967,776円 45,000円
- 112.53円 1,012,776円 90,000円
- 117.53円 1,057,776円 135,000円
- 122.53円 1,102,776円 180,000円
- 127.53円 1,147,776円 225,000円
- 132.53円 1,192,776円 270,000円
- 137.53円 1,237,776円 315,000円
- 142.53円 1,282,776円 360,000円
- 147.53円 1,327,776円 405000
- 152.53円 1,372,776円 450,000円
持っている間、利息を受け取ることはできませんが、ドル建てでは元手の5,767ドルが10年後には9,000ドル(約1.56倍)に勝手に成長してくれています。
もし今後「円高」になっても、1ドル102.53円までであれば損しない計算になります。
