大人にもなると、誰にも一つや二つは「大人の秘密」と呼べるものがあるかもしれません。ただ、中には破滅を呼ぶような重大な秘密もありますよね。そして、渦中の本人だけがそのことに気が付けないなんてことも多々あります。今回は、金融OL3人が見た社内不倫の結末を見ていきます。

不倫で会社を辞めるはめになりがちなのは?

とある証券会社で働くAさん。彼女の会社では、ちらほらと不倫の話を聞くことがあったと言います。そんな中でも、大きな修羅場になったケースがありました。前々からひそかに噂になっていた2人は、ある部署の部長を務める男性と別の部の未婚の女性。会社の近くで2人でいるところを誰かに目撃されたところから噂が広まったと言います。

2人は1年半以上不倫関係を続けていましたが、あるとき部長の妻に関係がバレてしまいました。結果、部長は妻を選んで離婚を回避。子どものこともあってか、部長は相手女性を実にあっさり切ったのだそう。妻からは慰謝料請求の話をされ、請求しないことと引き換えに女性は会社を退職することになりました。

部長はずっと、女性に「妻とは離婚する」「もう結婚生活は終わっている、妻のことは全く好きじゃない」などと言っていたという話も噂になり、部長もいづらそうにはしていたそうですが、結局そのまま同じ職場で働いていると言います。

こういうとき、相手が配偶者のところに戻っていって泣きを見たり、慰謝料請求の話をチラつかされて弱い立場になるのは結婚していないほうです。男性側がウソをついて女性を期待させていたとしても、結婚しているという事実を知りながら恋愛関係になるとやはり立場としては不利になりますよね。

彼女の人生の中でもっとも若い時間を奪われ続け、そのために使ったお金もなくなり、結局いろんな損失を負います。不倫はしないに限りますね。

「落ちるところまで落ちた」と言われた男性

銀行で働くBさんが目撃したケースでは、ある部署の先輩後輩関係にある男女が不倫関係に発展。こちらも男性が既婚で女性は未婚、男性側には小学生に上がる前の子どもが1人。やはり女性に対して男性が「1年以内に別れる」「別れたら子どもを引き取りたい」などと言っていたと、女性の口から聞いたと言います。

というのも、女性側はBさんの同僚でよく数人でランチをする仲だったのです。女性は何もためらうことなく、ランチ仲間には2人の関係を明かしていました。周囲はさんざん止めたものの関係を継続していたそう。結局こちらも男性の妻に2人の関係がバレ、長々と話し合いをしていたようですが最終的には離婚することになったと言います。

すると、愛する子どもの養育費と残された自宅のローンを払うため、男性の生活は一変。男性は不倫相手と再婚しようと躍起になりますが、養育費を払うためにこれまでのように余裕のある生活ができなくなりました。すると不倫相手だった女性の態度も一変。一緒にいても楽しくない、子どもの話ばかりすると、2人は破局を迎えてしまいました。