3. なぜ「お札」を破っても犯罪にならないの?
硬貨に厳しい法律がある一方で、実はお札(日本銀行券)には損傷を直接的に罰する法律が存在しません。
これには、硬貨とお札の発行元の違いや性質が関係しています。
- 硬貨(貨幣):日本国政府が発行。素材そのものに金属としての価値があるため、溶かして別の用途に使われるのを防ぐ必要がある。
- お札(日本銀行券):日本銀行が発行。紙自体には価値がなく、あくまで「日本銀行が価値を保証している券」であるため、溶かして素材として再利用される懸念がない。
ただし、犯罪にならないからといって故意にお札を破って良いわけではありません。
破れたお札を銀行で交換するには手間がかかりますし、状態によっては日本銀行の基準(面積が3分の2以上なら全額、5分の2以上3分の2未満なら半額など)により、全額交換してもらえないケースもあります。
4. まとめ
今回は「硬貨とお札に関する法律」について解説しました。
100円玉などの硬貨を溶かしたり傷つけたりすると「貨幣損傷等取締法」違反となり、罰則の対象となります。
一方で、お札にはそのような法律はありませんが、どちらも私たちが社会で生活していく上で欠かせない大切なものです。
現金を使う機会は減りつつありますが、いざという時に困らないよう、お金のルールや雑学を正しく知っておきましょう。
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LIMO編集部
