5. 口座手続きだけでは終わらない!相続手続き全体の流れを確認
相続預金の払戻し制度は、遺産分割が終わる前でも一定額の払戻しを受けられる制度ですが、最終的には正式な相続手続きを進める必要があります。
相続手続きは一度に終わるものではなく、死亡後の時期に応じて順番に進めていくのが一般的です。
まず、死亡後は速やかに未支給年金の請求、健康保険証の返還、生命保険の請求、公共料金の契約者変更などを行います。
その後、3カ月以内を目安に遺産や債務の内容を確認し、相続人調査を進めるとともに、相続放棄や限定承認を行うかどうかを検討します。
さらに、4カ月以内には準確定申告として所得税の申告・納付を行い、10カ月以内には遺産分割協議や不動産の名義変更、相続税の申告・納付などを進めることになります。
このように、相続には期限が定められている手続きも少なくありません。
家族が亡くなった直後は慌ただしくなりがちですが、預金口座の手続きだけでなく、相続全体のスケジュールを把握しながら計画的に進めることが大切です。