日本を代表するメガバンクであり、私たちの生活にも馴染み深い三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)。
直近の決算では純利益が2.4兆円に達するなど、圧倒的な業績を誇っています。
しかし、その巨大さゆえに「一体どの事業で、どのようにしてこれほどの利益を生み出しているのか」を正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
複雑に見えるメガバンクのビジネスモデルは、どのような仕組みになっているのでしょうか。この秘密について、元機関投資家の泉田良輔氏がMUFGの事業構造と財務体質を分析し、業績好調の本当の理由を解説します。
この記事のポイント
- MUFGの収益は5つの事業セグメントに分散され、グローバルに展開されている
- 利益の約4分の1を、リーマンショック時に出資した「モルガン・スタンレー」(持分法適用会社)が稼ぎ出している
- 金利上昇による「預貸金利回りのスプレッド(利ざや)拡大」が業績を強力に牽引している
- ネット銀行への流出を防ぐため、AIを活用した新リテール戦略「エムット」で反転攻勢に出ている