本格的な梅雨を迎え、自宅で過ごす時間が増える6月。家計の見直しや将来の資金計画について、じっくりと考えるには良い時期かもしれません。

近年の金利上昇傾向に伴い、変動金利で住宅ローンを契約している方や新規に購入を検討している方にとって、返済額の変動は大きな関心事です。

将来の家計管理を見据える上でも、金利変動がもたらす影響を事前に把握しておくことが求められます。

本記事では、ローン残高3000万円、残り返済期間35年、現在の金利5%という条件において、金利が1%上昇した場合のシミュレーションを行います。月々の返済負担がどのように変化するのかを確認し、これからの資金計画にお役立てください。

1. 変動金利に先行する固定金利(フラット35)の最新動向

一般的に、変動金利の見直しや借り換え先として検討される固定金利は、変動金利よりも先に動くという特徴を持っています。そのため、今後の金利動向を予測する上では固定金利の動きを注視することが重要です。

ここでは、我が国の住宅ローンにおける全期間固定金利の代表格である「フラット35」の金利水準がどのように推移しているのかを確認してみましょう。

公表されているデータによると、フラット35の直近における金利水準は最低金利が3.21%、最高金利が5.48%となっています。全体的な傾向として金利は上昇局面にあり、今後の推移にも注意が必要です。