夏のボーナスシーズンを前に、資産運用への関心が高まる6月。株式投資を検討する中で、少額から始められ、かつ高配当が期待できる銘柄として、通信業界大手の「NTT(9432)」に注目している方もいるかもしれません。
NTTの株主優待は、株式の保有期間に応じてdポイントが進呈される制度です。この優待は最低でも2年以上の保有が必要なため、例えば2026年6月に株式を購入した場合、具体的にいつからポイント進呈の対象になるのか、疑問に思う方もいるでしょう。
この記事では、NTTの株主優待制度の詳細を解説し、2026年6月に株式を購入したケースを例に、優待を受けられる時期をシミュレーションします。あわせて、最新の株価動向についても確認していきましょう。
※2026年6月の権利付き最終日までに株式を購入した場合のスケジュールを確認します。
1. NTT(9432)の株主優待制度とは?
NTTでは、毎年3月31日を基準日とし、100株以上の株式を保有している株主を対象に、その保有期間に応じたdポイントを進呈する株主優待制度を設けています。
1.1 保有期間に応じて進呈されるdポイント数
進呈されるdポイント数は、以下の通り保有期間によって異なります。
- 保有期間が2年以上3年未満の場合:1500ポイント
- 保有期間が5年以上6年未満の場合:3000ポイント
なお、同一株主番号で獲得可能なポイントには、4500ポイントという上限が設定されています。また、上記以外の期間は受け取れない点にも注意が必要です。
保有期間の詳しい条件については、NTTの公式ホームページで確認することをおすすめします。
2. 【NTT(9432)】の株主優待「2026年6月に株式を購入し条件を満たした」らいつからdポイント進呈?
それでは、仮に2026年6月にNTTの株式を100株購入し、その後も保有を続けて条件を満たした場合、dポイントはいつから進呈される対象になるのかを具体的に見ていきましょう。
2.1 保有期間の「起算日」とは
株主優待の条件となる株式の保有期間は、株式購入後、最初に株主名簿へ名前が記載された日を「起算日」として計算されます。
2026年6月に株式を購入したケースでは、株主名簿が確定するタイミングの関係で、2026年6月の最終営業日が起算日として扱われます。※株主名簿への記載が確定するのは、毎年3月、6月、9月、12月の各最終営業日です。
なお、株主名簿へ名前が記載されるのは「権利確定日」であり、権利を取得できる最終取引日であり「権利付き最終日」までに買い付けることが大切となります。
2026年6月の場合、権利付き最終日は 6月26日(金)となります。
2.2 具体的なポイント進呈対象となるタイミング
dポイントを受け取るためには、「2年以上3年未満」もしくは「5年以上6年未満」の継続保有が条件となります。
※ここでいう保有期間とは、同じ株主番号で株主名簿に連続して記載されている期間を指します。相続や譲渡、貸株サービスの利用、預けている証券会社の変更などにより株主番号が変わった場合は、新たに株主名簿に登録された日が起算日として再設定されるので注意が必要です。
dポイント進呈の権利を判定する基準日は、毎年3月31日と定められています。
このルールに基づき、起算日を2026年6月末と仮定すると以下のスケジュールとなります。
2.3 【優待スケジュール】
- 2026年6月: 権利付き最終日までに100株以上の株式を購入
- 2026年6月最終営業日: 起算日となり、保有期間がスタート
- 2027年3月31日: 基準日(この時点では保有期間が条件未達)
- 2028年3月31日: 保有期間1年9カ月
- 2029年3月31日: 保有期間2年9カ月となり、「2年以上3年未満」の条件を達成。2029年度の進呈対象となる(1500ポイント)
- 2030年3月31日: 保有期間3年9カ月(この年度は進呈対象外)
- 2031年3月31日: 保有期間4年9カ月(この年度も進呈対象外)
- 2032年3月31日: 保有期間5年9カ月となり、「5年以上6年未満」の条件を達成。2032年度の進呈対象となる(3000ポイント)
ポイントの受け取りには、専用のエントリーサイトからの申し込みが必須です。
dポイントの具体的な進呈が開始される時期は、NTTの公式サイトで告知されます。エントリー手続きに用いるログインIDとパスワードは、例年6月頃に株主へ郵送される予定です。
申請期限を過ぎると受け取れなくなるため、忘れずに手続きを済ませましょう。