4. 【銀行預金と新NISAの積立投資】リスク許容度に応じた組み合わせを
月3万円を20年間、銀行預金(普通預金金利0.3%のケース)に預け続けた場合の最終資産は約742万円(税引前)です。一方、同じ金額を新NISAで年利5%で積み立てた場合は約1217万円と、その差は475万円にもなります。
もちろん、新NISAで買える商品に元本保証のものはなく、元本を割り込むリスクがあります。一方、銀行預金は元本が保証されていますが、利率はインフレ率を下回る状況であり、実質利回りはマイナスです。
両者には一長一短があるため、どちらが優れるか簡単に断じることはできません。資産形成を考える場合は、どちらか一方に偏るのではなく、リスク許容度に応じて両者をバランスよく組み合わせることが大切といえるでしょう。
資産の全額を銀行預金にしている人は、一部をNISAに振り向けることも選択肢です。まずは少額から始め、投資に慣れながら自分に合ったバランスを見つけていくことが、インフレに負けない資産形成への第一歩となります。
参考資料
- 日本銀行調査統計局「資金循環の日米欧比較」
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
- 株式会社三菱UFJ銀行「円預金金利」
- 株式会社三井住友銀行「円預金金利」
- 株式会社みずほ銀行「円預金金利」
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)4月分」
- 金融庁「NISAを知る」
- 金融庁『「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析」の公表について』
若山 卓也