3. 精神障害者保健福祉手帳、暮らしを支えるサービス「全国一律」と「自治体独自」支援あり
精神障害者保健福祉手帳を持っているとさまざまな支援を受けられます。全国一律で行われている支援もあれば、自治体や事業者が独自に行っているものもあります。
3.1 全国一律に行われている支援
精神障害者保健福祉手帳保持者に対し、全国で画一的に行われている支援は以下の通りです。
【公共料金等の割引】
【所得税、住民税の控除】
- 相続税の控除
- 自動車税・自動車取得税の軽減(手帳1級の方)
- その他
【生活福祉資金の貸付】
- 手帳所持者を事業者が雇用した際の、障害者雇用率へのカウント
- 障害者職場適応訓練の実施
手帳保有者向けに、公共料金の割引や税制優遇措置が設けられています。また、金融機関から資金を借りることが困難な場合、生活福祉資金による借入や相談支援を受けられます。
3.2 自治体独自や事業者による支援
自治体の中には、独自の支援を行っているところがあります。また、事業者による支援を受けられるケースもあります。
【公共料金等の割引】
- 鉄道、バス、タクシー等の運賃割引
- 携帯電話料金の割引
- 上下水道料金の割引
- 心身障害者医療費助成
- 公共施設の入場料等の割引
【手当の支給など】
【その他】
自治体や事業所の中には、公共交通機関の運賃の割引や公共施設の入場料・利用料の割引などのサービスを行っているところがあります。また、福祉手当や通所の際の交通費の助成を行うなどで、障害者世帯の経済的な負担を軽減しているところもあります。
著者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会認定AFP、一種外務員資格(証券外務員一種)、日本商工会議所簿記検定試験2級、年金アドバイザー3級。JAバンク(金融窓口業務)や税理士事務所、また医療系公益財団法人で社会保険関係・給与計算関係・雇用保険関係・福利厚生関係などを行う。結婚を機に退職し、現在は自分らしい働き方を探し金融系・保険関係ライターとして執筆活動中。お金に関する知識を詳しくわかりやすく伝えることをモットーとする。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)