シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン店「松屋」他を運営する松屋フーズHD(9887)の、2019年7月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2019年8月1日に更新された、速報ベースの松屋フーズHDの2019年7月既存店売上高は、対前年同月比107.5%でプラス成長となりました。内訳は客数103.9%、客単価103.4%です。

また全店売上高も110.7%となり、プラス成長を果たしました。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。

2020年3月期の既存店売上高は、4月から4ヶ月続けてプラス成長が継続中です。また前期の8月からはプラス成長が12ヶ月継続しています。

全店も既存店同様に昨年8月以来、12ヶ月連続のプラス成長です。

なお、7月売上高は既存店及び全店、ともに対前年同月比で今期最高数値となりました。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社株価は、概ね3,300-4,000円間でレンジ相場を形成中。6月27日の3,260円をボトムに上昇を開始しており、現在は3,500円付近で取引されています。

既存店・全店ともに対前年同月比で12ヶ月続けてのプラス成長に加えて、7月売上高は両者とも最高数値を達成しており、事業は堅調に推移中です。

今期最高の売上となった7月の勢いを今後も維持することができるのかが注目されます。

松屋フーズホールディングスの過去1年間の株価推移

参考資料:松屋 前年比 月次推移 (2020年3月期)

LIMO編集部